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妊娠前は根拠もなく「自分はつわりは軽い方かも」なんて思っていました。しかしいざ妊娠してみると、つわりに苦しむ日々…。しかも「食べつわり」で、常に口の中に食べ物が入っていないと気持ち悪くなります。食べつわりで夫との食事の時間も、憂鬱な時間に変わってしまいました。
食べづわりは「まだまし」と言われることが多いです。少なくとも私の周りはそうでした。私自身も妊娠前は、「赤ちゃんに栄養がいくからまし」と思っていました。
でも、ずっと食べ続けるのってすごく大変で、しんどいんです。
特に私は元々小食で、すぐにお腹がいっぱいになります。満腹になるとお腹が痛くなることも多々。
そんな私なので、少しずつ食べていてもすぐお腹がいっぱいになってきてしまいます。でも、満腹でも食べなければ気持ち悪くなってくるんです。
食べづわり中は、「何で食べたくもないのに、食べなくちゃいけないんだ…」と毎日げんなりしながら、食べ物を口に運んでいました。
日中、私は家で仕事をしていたこともあって、常に一定のテンポで食べ物を口に運んでいました。それで気持ち悪くなるのを予防できますし、安心でもありました。
誰かと食事を一緒にすると、自分の食べるテンポがくずれてしまいます。
妊娠中、一緒に食事をする相手と言えば夫でした。
普段夫は夜遅くに帰るので食事は別。土日も仕事ですが、夕食までには帰ってきて一緒に食事をします。週末の食事は唯一と言えるくらいの夫との楽しい時間です。
しかし夫はよく食べる人で、食事のテンポもはやいです。そのため、一緒に食事をしているとついそれにつられてしまって、一度にたくさん食べすぎてしまいます。
食べている間は気持ち悪さが消えて気分がいいのですが、食べすぎれば満腹になり、その後食べ続けることができなくなります。
そしていつも食べ過ぎたことを後悔していました。
妊娠発覚2週間後に食べづわりが出てきて、徐々にひどくなってきたある日、私は「夫と食事するのが嫌だ」と思ってしまいました。
妊娠初期で精神的に不安定だったのもあると思います。そう思ってしまうことが夫に申し訳なく、「こんなんで母になれるのか」と落ち込みました。
そこからは申し訳ないと思いながらも、「早く帰ってこなくていいのに…」と常に思っていました。
そのため、「体調が悪い」だったり「もう夕食は食べた」だったり、何かと理由をつけて一緒の食事を避ける日が続きました。
3か月弱ほどで食べづわりがおさまったので、そのうち2か月は、ほとんど夫と一緒に食事はとらなかったと思います。
やっと食べづわりがおさまってきた頃、小食な私も食欲が出てきて夫との食事も苦痛ではなくなってきました。
しかし!食べづわり期間で体重は一気に増え、許容範囲を超えてしまいました…。
お医者さんからは、「まぁ仕方がないね」と言われましたが、「つわりがおさまったらちゃんとコントロールしてね」と釘をさされました。
そこから3ヶ月ほど、カロリーや量をセーブし、体重は許容範囲内に。その後の出産に支障がない状態に持っていくことができました。
きつい食べづわりの日々を過ごす中で、救いだったのが夫の理解でした。
夜遅くでもコンビニへ走ってくれたり、ご飯は勝手に食べるからいいよと言ってくれたり…。感謝でいっぱいです。
妊娠生活はスタートから大変な思いをしましたが、出産に向けて夫との絆が深まった日々でもありました。今となっては食べづわりの大変さがあってこその今日だと思えます。