同じ炭水化物でも、食材によって血糖値の上昇スピードが違います。その目安が「GI値」。GI値は低いほど血糖値の上昇が遅く、肥満になりにくいことを表します。そしてGI値を比較すると、じつはラーメンよりうどんのほうが太りやすいことがわかるのです。

GI値は血糖値の上昇の目安

肥満を避けるにはインスリンの分泌を抑えることが大切。そのためには、血糖値の上昇をゆるやかにする食事が必要になります。これが、いわゆる糖質制限ダイエットの原理でもあります。

そして、血糖値の上昇の目安となるのが「GI値」です。GI値は「グリセミック・インデックス」の略。食品体内で糖に変わり、血糖値が上昇するスピードを計測したものです。

GI値が低いほど血糖値の上昇が遅く、インスリンの分泌も遅くなります。GI値が低い食べ物ほど、ゆっくり吸収されて腹持ちがよく、肥満になりにくいのです。

おもな主食のGI値を比較

ここでおもな主食のGI値を比較してみましょう。お米なら、白米は「84」で赤飯が「77」、胚芽米が「70」で玄米が「56」です。麺類でいくと、うどんは「80」でパスタは「65」、中華麺は「61」でそばが「59」になります。

白米やうどんより、玄米や中華麺のほうがGI値が低いことがわかります。すなわち麺だけを見たとき、ラーメンよりうどんのほうが太りやすいのです。

米や麦などの食材は精白されていないほうが、食物繊維やミネラルが残ってるためGI値が低くなります。白米より玄米、食パンより全粒粉パンのほうがGI値が低くなるのです。

■「GI値」おすすめ記事
GI値を気にしても量を減らさないと意味がない

■「太る」おすすめ記事
フルーツダイエットで太るのは「果糖」が原因
呼吸が浅いと太る!?インナーマッスルが鍵を握る
水太りの誤解!水を飲むだけで太ることはない
食べてないのに太るはウソ!原理的にありえない
炭水化物が太るというのはじつは嘘だった!?
太る原因は食べないことによる血糖値の上下動

【関連リンク】
筋肉をつける食事の基本はタンパク質とビタミンB6
1日5回!腹斜筋の筋トレでお腹をへこませる
細マッチョになる筋トレがインナーマッスル腹筋!
筋トレ後のプロテインは牛乳やゆで卵で十分
下腹部の筋トレは行列に並びながらでもできる!?

情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 GI値で判明!ラーメンよりうどんのほうが太る