筋トレ効果をアップするには「使っている筋肉を意識する」というのは、トレーニングの現場でよくいわれること。ただし、たとえばスクワットで使っている筋肉を意識するのは至難の業。参加する筋肉の数が多いからです。じつは、筋肉を意識すると筋トレ効果がアップするのは場合によっては嘘なのでした。



筋トレ効果と多関節か単関節の違い


ベンチプレスやスクワット、デッドリフトといった筋トレで、使っている筋肉を意識するのはなかなか難しいもの。むしろバーベルを上げることに意識を集中しなければ、重い負荷を上げることはできないでしょう。


むしろ意識しないほうが筋肉の使い方のバランスもよくなり、結果的に筋トレ効果もアップします。じつは、筋トレ効果がアップするために筋肉を意識することは、場合によっては逆効果となることがあるのです。


筋肉を意識することによる筋トレ効果は、多関節運動なのか単関節運動なのかで大きく違います。スクワットなどの多関節運動は稼働する関節が複数あるため、参加する筋肉の数も多くなるもの。すべての筋肉を意識するのは至難の業でしょう。


筋トレ効果がアップする条件がある


一方、単関節運動の場合、参加する筋肉の数も限定されます。たとえばひじを曲げてダンベルを上げ下げするアームカールであれば、力こぶを形作る上腕二頭筋が主働筋。上腕二頭筋を意識することは容易でしょう。


そして実際、単関節運動であれば筋肉を意識することで筋トレ効果はアップします。ただし、筋トレ効果がアップするのは軽めの負荷で、かつゆっくりと筋トレ動作を行うことが条件です。


通常の筋トレであれば、単関節運動であっても筋肉を意識しても効果のアップはあまり期待できません。むしろ、負荷を上げることに意識を集中したほうが、筋トレ効果は高くなるでしょう。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 筋トレ効果がアップするには「筋肉を意識」の嘘