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おしゃれ着や下着の洗濯に欠かせない「洗濯ネット」。洗濯ネットは、デリケートな衣類を洗濯機で洗う際に保護するためのものですが、使い方を間違うとキレイに洗うことができません。
なんとなくわかってはいるものの、ついつい知らずのうちにやってしまっている洗濯ネットのNG行為について、パナソニック主催のセミナーで解説された内容をお届けします。解説するのは、ライオン株式会社のお洗濯マイスター・大貫和泉さんです。
前述の通り、洗濯ネットを使用する目的は、洗濯時の衣類の損傷を防ぐこと。汚れ落ちをよくするために、まず守りたいのが衣類の大きさに合った洗濯ネットを使用することだそうです。
例えばワイシャツ1枚の場合、最適な大きさは中サイズ(30×33cm)。小サイズ(20×20cm)や大サイズ(35×50cm)の洗濯ネットに入れて洗った場合には、最適な中サイズに比べてそれぞれ半分ほどに洗浄力が低下してしまうそうです。
一方で、洗濯ネットには衣類をきちんと畳んで入れることも大事。洗濯中に洗濯ネットの中で衣類が動いてよれてしまったりするのを防ぐことが重要で、洗濯ネットの大きさに合わせてきちんと畳んで入れるとそれを防ぐことができます。適当に入れた場合と畳んだ場合とでも洗浄力は倍近く変わります。きちんと畳んで入れておくことにより、しわになるのも防いでくれます。
これまでに紹介した『洗濯洗剤「多めに入れる」が約25%--多くても少なくてもよくない理由とは』『洗濯機に詰め込んで洗うと洗浄力が1/3にまで低下--適切な洗濯物の量は?』と今回解説の内容をまとめると、洗濯機で正しく洗濯するコツは以下の3つ。
以上、お洗濯マイスターの大貫さんから教わった洗濯機の汚れ落ちをアップさせるためのポイントでした。
皆さんは日頃から実践できていますか。知らなかったという人は、時間もお金もムダにしないために、今日からすぐに洗濯機での洗い方を改めてください。また、洗濯機を買い替える際は、容量と洗剤の計量の手間が省ける自動投入機能にも注目してみてください。