- 週間ランキング
上記で紹介した「ビアテイスター」「ビアジャッジ」「ビアコーディネイター」は、日本地ビール協会主催の資格です。 以上、知っておきたい、ビールの資格や講座をご紹介しました。
1994年に発足した「日本地ビール協会(英文名:The Japan Craft Beer Association。以下、クラフトビア・アソシエーション)」は、日本および世界のビール、地ビール(クラフトビア)の文化の普及と振興、及び消費者とビールを造る人との交歓を目的とする団体です。
日本のビールの品質向上を図り、消費者がビールの本当の魅力を知り、より楽しくビールを味わえるように、 ビール審査会の主催やイベントの主催などの活動を行っています。
クラフトビア・アソシエーションが主催する資格は、ビアテイスター、ビアジャッジ、ビアコーディネイターの3つです。第1回目の講習会は1995年1月に開催され、現在の資格取得者は7,000人を超えています。ソムリエとしてビールの魅力を提案!
5. ビアソムリエ(ベーシック)(ジャパンビアソムリエ協会主催)
ビアソムリエ(ベーシック)は、「原料・製造、ビアスタイル、フードペアリング、おもてなしなど、幅広くビールの基本知識を持ち、ビアサービス、おもてなしができる人」に与えられる資格です。日本独自の資格、カリキュラムで、特にフードペアリングを学び、ビールの愉しみや魅力を提案できるよう独自の人材育成カリキュラムが組まれています。
・料理をビールと組み合わせて提案する機会が多いフードコーディネーター、料理研究家
・ビールサービスに従事する飲食店スタッフやマネージャー
・ビール愛好家で、ビールおもてなし術を学びたい方
・ドイツ大使館、オーストリア大使館の後援を取得
・ドイツ・ドゥーメンスのカリキュラムを参考に、日本向けに開発した独自のカリキュラム
ビアソムリエのスキルと役割をはじめ、ビールの歴史と文化、主なビアスタイル、日本および世界のビール事情など、ビールの基本について学びます。さらに、ビールのマナー、ビールのテイスティングや料理とのペアリングなど、より実践的な内容も学びます。
2日間の講義終了後、同日に筆記とテイスティングの試験があります。合格基準などは未公表です。ビアソムリエ(ベーシック)
〇主催:ジャパンビアソムリエ協会
〇開催地:東京(御茶ノ水駅から徒歩5分程度の会場)
〇日程:講義は2日。2日目の講義終了後、認定試験あり。
〇費用:受講料43,000円、受験認定料11,000円(合計54,000円、税込み)
資格取得後、年会費や資格維持費用などは不要。
〇HPリンク:http://www.beersom.com/archives/category/lecture【ちなみに】ジャパンビアソムリエ協会って?
「(一社)ジャパンビアソムリエ協会」は、日本及び世界のビールのサービス、おもてなしができる人材育成を目的とし、日本初のビアソムリエ資格認定事業を行う団体です。ビールの魅力や楽しみを伝え、業務としてビールに携わる方々はもちろん、ビールの愉しみを広げたいビール好きをサポートするための各種情報提供、イベント、セミナーなどの事業を行っています。
ジャパンビアソムリエ協会が主催する資格は、ジャパンビアソムリエ協会が認定するビアソムリエ(ベーシック)と、ドイツ・ドゥーメンスが認定するディプロム ビアソムリエ(国際資格)の2つです。世界10カ国以上で開催される講座
6. ディプロム ビアソムリエ(国際資格)(ジャパンビアソムリエ協会主催)
ディプロム ビアソムリエとは、「ブルワリーと消費者の間で活動するビール専門家」です。ビアパブオーナー、サービス、営業、流通・小売、企画・販促、ブルワー(ビール醸造専門家)など、資格取得者は多職種に渡ります。
ドイツ・ドゥーメンス「ディプロム ビアソムリエ」講座は、世界10ケ国以上で開催されています。2018年9月、ドイツ・ドゥーメンス(※)と協力し、ジャパンビアソムリエ協会が日本語での講座を初めて開催しました。
(※)ドゥーメンスとは?…ドゥーメンスとは、ドイツのミュンヘンで最も有名な歴史あるビール醸造学校です。世界各国で「ディプロム ビアソムリエ」講座を開講し、世界中でドゥーメンス ビアソムリエが活躍しています。また、ビアソムリエ世界大会(2019年はイタリア開催)、世界的なビールコンテストであるEuropean Beer Starなどを開催しています。
・ビールの専門家を目指している方
・ビアソムリエ世界大会出場を目指している方
ビールの原料から醸造、テイスティング、ビアスタイル、フードペアリング、サービス、ケグシステム、ビールの管理と熟成、マーケティング、販促、健康など、ビールのトータルスキルを学ぶことができます。
ドイツのカリキュラムをベースとして、日本に合わせた内容に修正したオリジナルカリキュラムで学ぶことができます。基本的に講座は日本語で行われ、ドイツ人講師の場合は通訳が入ります。
講義は全11日間。数日は講座終了後にテイスティングなどの課外授業があり、またビアメニュー作成などの課題提出もあります。認定試験は、課題、テイスティングテスト(ビアスタイル、オフフレーバー、銘柄判別)、筆記テスト、サービス実習テスト、口頭試問による総合評価で行われます。ディプロム ビアソムリエ(国際資格)
〇主催:ジャパンビアソムリエ協会
〇開催地:東京(予定)
〇日程:全11日。試験は随時行い、最終日にサービス試験・口頭試問・認定式・懇親会。
〇費用:講座受講料、テキスト代等400,000円、受験・認定料70,000円(合計470,000円、税込み)
〇最小開講人数12名
〇HPリンク:https://diplombeersommelier.com/ビールの素晴らしさを正しく伝えよう
7. ビアジャーナリスト・アカデミー(日本ビアジャーナリスト協会主催)
ビアジャーナリスト・アカデミーは、「ビールのことを学ぶ」だけでなく、「ビールの良さをどのように伝えるか」を学ぶことができる講座です。検定や資格を取得する講座ではなく、人材を養成する講座です。
主催する「日本ビアジャーナリスト協会」は、ビールに関する正しい知識を持ち、ビールの良さや素晴らしさを正しく伝えることを目標として活動する団体です。
・「ビールが大好きで、その魅力を伝えたい」という熱い気持ちをお持ちの方
・表現方法や表現する場を知りたい方
今回は全3日の日程で講義が行われます。ビアジャーナリストの活動内容をはじめ、文章表現法、ビール専門誌「ビール王国」を参考に取材方法を学ぶことができます。また、企画発想法を学んだ後、受講生が各々企画書を作成します。模擬編集会議では、自ら企画を提案しアドバイスを受けます。さらに、ビールのテイスティングや料理とのペアリングなどのカリキュラムが組まれています。
講義終了後、別日に卒業制作発表会と卒業パーティーが設けられています。
1期~12期まで開催され、これまで226名が卒業しています。第13期が2018年10月20日より始まりました。受講生は20代~60代と幅広い年齢層で、ビール関係の仕事についている方、ライター、カメラマンだけでなく、一般会社員、フリーター、専業主婦までさまざまです。ビアジャーナリスト・アカデミー
〇主催:一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会
〇開催地:東京都新宿区新宿5-18-16 新宿伊藤ビル7F
〇日程:講義(現在開催中の第13期は全3日)。別日に、卒業制作発表会&卒業パーティー(終了証授与式)
※今後、長期講座や短期集中講座を開講する可能性あり。
〇定員:20名
〇費用:49,000円(税込み)
テキスト代、ビール試飲代、ペアリング試食代、副読本「BEER HAND BOOK」代が含まれています。
〇応募ページリンク:https://jbja.jp/bja/13th/
※検定や資格を取得する講座ではなく、人材を養成する講座です。
秋の夜長にビールへの愛と知識を深めてみませんか?ご紹介した資格や講座が、あなたのビールへの関わり方を変えるきっかけになるかもしれません。心惹かれるものがあったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。ビール女子の皆さんが、よりビールライフを楽しめますように。乾杯!