アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにて現地時間8月4日に開催されたX Gamesミネアポリス女子ストリート種目にて、西村碧莉が優勝し3年連続のメダル獲得!(2017年優勝・2018年2位)

Xゲームス初出場で11歳の西矢椛(もみじ)は予選を1位で通過、決勝では2位に輝く快挙!(Xゲームス史上2番目に若いメダリスト。1位は女子パーク種目の開心那)

同じく初出場で12歳の織田夢海も予選を5位で通過し、決勝では6位に入る大健闘の滑りを見せた。

さらに男子ストリートベストトリックでは堀米雄斗がノーリー270 スイッチバックサイドテールスライド ビッグスピンアウトを決め2位に!

今大会、日本のスケートボード勢は女子パーク種目での岡本碧優、開心那のワンツーフィニッシュ、NEXT X(アマクラス)で池田大暉の優勝、男子ストリート種目では堀米雄斗が優勝、白井空良3位に続き、歴史的超大快挙となった。

Xゲームスは2020年東京オリンピック出場の為のポイント対象外のコンテストの為、ワールドスケートの発表するランキングポイントには反映されないが、その注目度は群を抜いており、世界中の人が注目する大会となっている。

西村碧莉、驚異の精神力と圧巻のスタイル

西村碧莉は2本目のランで…

・キックフリップ

・バックサイド50-50グラインド バックサイド180アウト

・フロントサイドフィーブルグラインド

・キャバレリアル

・フロントサイドリップスライド

・フロントサイド180

・バックサイドリップスライド

以上のルーティンを圧巻のスタイルで滑りきり92.00点を獲得。連日続く日本勢の活躍によるプレッシャーを押しのけ、完璧すぎるスタイルの滑りを見せてくれた。

西村の滑りで特徴的なのはブレのない華麗なスケートスタイル。

空中での姿勢、グラインドやスライドをしている時の形、その全てが完璧で西村の滑りを見ていると、スケートボードは技術も大事だが、何よりかっこよく滑る事が大切なのだと気づかせてくれる。

才能開花!西矢椛

西矢椛は1本目のランで…

・ヒールフリップ

・バックサイドディザスター

・バックサイドボードスライド フェイキー50-50グラインド ショービットアウト

・ノーリーバックサイド180

・ビッグスピン フロントサイドボードスライド

・フロントサイドリップスライド

・バックサイドフィーブルグラインド

・フロントサイドスミス

以上のルーティンをノーミスで決め、90.00点を獲得した。

 

西矢の滑りで印象的だったのは、レールで見せたビッグスピン フロントサイドボードスライドの完成度の高さ。板と足が1度離れてからレールに乗るこのトリックで、足に板が空中で吸い付くように完璧にキャッチしている。

さらに一番の見せ所であるステア(階段)横のハンドレールでバックサイドフィーブルグラインドをクリーンにメイク。11歳の女の子が高さのあるハンドレールに入る事自体が驚きの中、想像の上をいくトリックで完璧な滑りを見せてくれた。

昨年、今年の日本選手権では上位に入りながらも、残念ながら表彰台に届かなった11歳がXゲームスの大舞台で花開いた。

スケートボード女子ストリート結果

 
 
 
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1位 西村 碧莉 -92.00

2位 西矢 椛 -90.00

3位 Mariah Duran -88.33

4位 Rayssa Leal -87.66

5位 Poe Pinson -73.66

6位 織田 夢海 -72.00

7位 Leticia Bufoni -70.66

8位 Candy Jacobs -68.00

9位 Lacey Baker -66.00

10位 Alexis Sablone -63.33

X Gamesミネアオポリス スケートボード女子ストリート

男子ストリート・ベストトリック堀米雄斗

 
 
 
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1位 Nyjah Huston

2位 堀米 雄斗

3位 Matt Berger

X Gamesミネアオポリス スケートボードベストトリック

筆者・小嶋 勝美

スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。

約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 X GAMESミネアポリス西村碧莉が優勝!初出場の西矢椛2位で日本ワンツーフィニッシュ!さらにベストトリックでは堀米雄斗が2位に