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冷えはただ体が冷やされるだけではありません。体に様々な不調をもたらします。
これらは冷えによってもたらされると言われています。こういった症状でお悩みの方、冷えが原因かも…。
冷えから体を守るための対策法をお伝えする前に、冷えの原因について触れておきましょう。
まず考えられるのが、ガンガンに効いた過剰な冷房です。冷房で体が冷え切ってしまうと、血管が収縮し血流が滞ってしまいます。すると全身に熱が行き届かなくなってしまい、冷えをもたらします。
夏場はどうしても冷たい飲み物や食べ物が欲しくなりますが、こうした冷たいものもやはり体を冷やしてしまいます。
冷たいものを摂ると内臓が冷えてしまい、内臓機能が低下しやすくなります。その結果、食欲不振や消化不良、便秘などといった不調を引き起こすことになります。
いわゆる「夏冷え」と呼ばれるものは、冷房や冷たいものを摂ることで引き起こされる冷えのことを言います。
「自律神経」は交感神経と副交感神経から成り、体温調節や消化など生命維持のコントロールを行っています。自律神経が乱れると体温調節機能が低下し、冷えを起こしやすくなります。
ストレスや不規則な生活習慣などが原因で自律神経の乱れが生じますが、激しい温度差も自律神経の乱れを引き起こすと言われます。
筋肉量が少ないと生み出すことができる熱の量が少なくなってしまうため、冷えやすくなります。
男性に比べて女性に冷え性が多いのも、筋肉量が少ないためと言われています。実際に、体熱の40%は筋肉で作られていると言われています。
それでは、夏冷えから体を守るために行っておきたい対策を3つお伝えします。
冷房の効いた室内では、なるべく温かい飲み物や食べ物を摂るように心がけてみましょう。
例えばこれまで飲んでいた「アイスティー」を「ホットティー」に変えてみましょう。更にショウガを加えた「ホットジンジャーティー」を摂るようにすると、より効果が期待できてお勧めです。
体の内側から温めるだけでも、冷えから体を守ることができます!
日頃から膝掛けやストール、カーディガンを携帯するようにしましょう。また、「お腹が冷えてしまう」という場合には、腹巻きを活用するのも手です。
そして最も重要なのが筋肉量を増やすことです。その理由は、先ほども触れた通り、体熱の40%が筋肉で作られているからです。
ここでのポイントは、「下半身の筋トレ」を行うことです。というのは、全身の筋肉のうちの約70%を下半身が占めていると言われているからです。
それでは筋肉量を増やし、冷えに効く筋トレ3つをご紹介しましょう。中には何度もご紹介しているエクササイズもありますが、それだけ重要なエクササイズということで、おさらいも兼ねて再度お伝えします。
10回を1分間の休憩を入れながら5セット行いましょう。
動作中は、耳、肩、股関節を結ぶラインがまっすぐになるようにし、膝がつま先よりも前に突き出たり内側に入ってしまったりしないように注意しましょう。
左右それぞれ10回を、3~5セット行います。
スクワットと同様、膝がつま先よりも前に突き出てしまったり、内側に入ってしまったりしないようにしましょう。
15~20回を1分間の休憩を入れながら3セット行いましょう。
筋肉量を増やす場合、10回程度反復可能な強度で、1分間の休憩を入れながら3~5セット行うようにします。中程度の強度で休憩を短めにとり、セット数を多めに設定することで筋肉中に乳酸が蓄積し「成長ホルモン」の分泌を促すことができるからです。
自重で行う場合、下ろす動作を出来るだけゆっくりと行い、出来るだけ筋肉をストレッチさせたところから最大限に収縮させるようにしてみましょう。すると負荷をかけなくても筋肉に刺激を与えることができます。
今回は、夏冷えから体を守るための3つの対策をお伝えしてきました。いずれも日頃から実践できるものですので、夏冷えでお悩みの方は是非お試しください!