家の冷蔵庫をのぞけば、たまご。和洋中どの料理にも登場しますね。


普段の食生活でとても身近なたまごは、完全食品と言われています。そんな万能なたまごは、ダイエットにも強い味方なのです。


たまごの栄養について注目してみましょう。


出典:GODMake.

卵の栄養成分


20種類のアミノ酸


卵には、たんぱく質が豊富に含まれています。これらのたんぱく質を構成するのが、20種類のアミノ酸です。


このアミノ酸の中でも、人間の体に必要不可欠な8種類のアミノ酸(必須アミノ酸)は、食べることでしか摂取できない栄養素です。卵には、この必須アミノ酸がバランスよく含まれており、免疫力の低下を防いでくれます。


アミノ酸のバランスを数値化した【アミノ酸スコア】は、卵はなんと100点!卵には質の良いアミノ酸が含まれているということです。


また、この必須アミノ酸の中の【メチオニン】には、体の老廃物や毒素などを排泄してくれる働きもあります。


レシチン


レシチンには、【コリン】という成分が含まれており、これが脳細胞の老化防止、活性化させると言われており、アルツハイマー病の予防に期待できると言われています。


また、コリンには、中性脂肪の量を調整する働きもあり、内臓脂肪を増やす心配もなく、血圧を低下させ、高血圧や高コレステロール血症、脂肪肝などの予防や改善にも効果があると言われているので、生活習慣病やメタボリックシンドロームにも最適な食材と言われています。


コラーゲン


卵は、アミノ酸が豊富なので、コラーゲンも多く含まれています。加齢とともに、コラーゲンの働きは衰えていきますが、卵を食べて、ツヤツヤなお肌を保ちたいですね。


ビタミンA、B6、E


卵に含まれるビタミン類は、活性酵素の発生を抑えたり、除去する働きがあります。活性酵素は体を老化させる働きがあるので、体内を錆びさせないためにも、積極的に摂りたいですね。


塩化リゾチーム


たまごの卵白に含まれるリゾチームには、風邪の原因になる細菌などを溶かす働きがあります。食事制限によるダイエットをして、体の免疫力が落ちてしまった時にも最適ですね。


このようにたまごに含まれる栄養には様々な働きがあり、たんぱく質源としてとても優秀なのです。


同じように、たんぱく質を多く含む食品として、お肉が挙げられます。ところが、お肉には脂肪も多く含まれています。そのため、たんぱく質として摂っている場合でも、余分な脂肪まで摂ってしまい、摂取エネルギーが高くなってしまいます。


また、たまごのたんぱく質に含まれる必須アミノ酸は、体への吸収力が早く、疲労回復や筋肉の再生、強化をサポートしてくれるので、ダイエットとして運動をする場合にも良い効果があります。


そして、たんぱく質を摂ると、食欲を抑えるレプシンや、PYV3-36という成分が分泌されやすくなり、お腹が空いた時にシグナルを出すグレシンというホルモンを抑制します。


つまり、たまごを食べると食欲が抑えられるという効果も出ることがあります。


※完全食品と言われる食品は、たまごの他に、納豆や玄米、ヨーグルト、さつまいもなどがあります。


完全食品は人間の体にとって必要な栄養素をバランス良く含んでいるため、とても体に良い食品ですが、1つの食品ばかりを摂ることは、体にとって良くはありません。


たとえば、たまごには、ビタミンCや食物繊維が含まれていません。たまごを摂りながら、野菜などで、積極的にビタミンCや食物繊維を摂る必要がありますね。


美容にもGOOD


出典:GODMake.

これからの夏の季節、紫外線が気になりますね。太陽の光を浴びると、細胞がダメージを受けて、シミやソバカスができてしまいます。


しかし、ルテインの抗酸化作用は、肌の老化プロセスから皮膚を守ってくれる働きがあります。卵黄に含まれるビタミンの一種のビオチンは、糖質と脂質とたんぱく質の代謝を助け、健康な細胞を作る働きがあり、肌の皮膚の再生力を高めると言われています。


また、コリンには、肌の張りの元となる、エラスチンコラーゲンを修復するビタミンB群を作る働きがあります。


卵の摂り方


たんぱく質を摂り、脂肪を抑えた、たまごと野菜の簡単レシピをご紹介します。


ポーチドエッグ


エネルギー:127kcal

たんぱく質:8.3g

脂質:9.2g

食物繊維:2.0g


材料



  • 卵 1個

  • ほうれん草 70g

  • 塩コショウ 少々



  1. 深めの小鍋に、たっぷりの湯を沸かし、塩と酢(分量外)を少々入れる。

  2. ボールに卵を割り入れ、卵黄を壊さないように静かに①の中に落とし入れる。

    軽く煮立つ程度の火加減にし、卵白を箸で寄せるようにまとめながら茹でる。

  3. 卵黄が半熟状になったら、穴じゃくしですくい、ふきんを敷いたざるにとる。

  4. 沸騰した湯に塩少々(分量外)を入れ、ほうれん草を茹でて、冷水にとり、水を絞って3cm長さに切る。

    フライパンでほうれん草を軽く炒め、塩コショウで味付けする。

  5. 皿に④のほうれん草を盛り、③の卵をのせる。


出典:GODMake.

いかがでしたでしょうか?


栄養豊富な「たまご」を取り入れて、体に無理なくダイエットを成功させましょう!


情報提供元: GODMake
記事名:「 たまごの力!ダイエットの強い味方