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体温が1度下がってしまうだけで、免疫力は約30%も低下すると言われており、体の冷えは様々な病気を引き起こしたり、美容までも遠ざけやすくなってしまうのです。
ダイエット中の単品食べや、甘いものだけを食べていたり、時間がないことを理由に栄養バランスの取れていない偏った食生活を送っていると、体の冷えが悪化してしまいます。そして貧血も起こりやすくなってしまう為、血流も弱まってしまい、体が冷え切ってしまいます。
朝食を食べないと、体温が上がらず血行が悪くなり、冷えを招いてしまいます。寒い朝を乗り越えるためにも、朝からきちんと朝食を取るようにしましょう。そしてしっかりと食べて、代謝を上げるようにしましょう。
体を冷やす事は、美容と健康に被害を引き起こしやすくさせてしまいます。カイロや温かい服装で体を温めたとしても、内側から体を温める事が出来ないと、代謝は低いままなのです。代謝が上がらなければ、熱を全身に運ぶことができません。まずは、外側よりも内側から温めるようにしてみましょう。
冷え性は病気ではありませんが、血流が悪くなる事により、体のあらゆる箇所に不調が起こりやすくなってしまいます。汗っかきで、顔や手が火照りやすい人も、冷え性の可能性があるので十分に気をつけましょう。
そして、体が冷える事によって基礎代謝が低下したり、腸が冷えてしまうと、腸の中の悪玉菌が増えてしまったりするので、ダイエットや美肌を目指す人も十分冷えには気を付けるようにしましょう。
中国漢方では“陰陽論”という考えがあります。陰は、暗く冷たく弱い。そして陽は、明るく温かく強いと考えられており、食材もこのように2つの種類に分けられています。ですので、体を冷やす食材は“陰性”と呼ばれ、体を温める食材は“陽性”、そしてどちらでもない食材は“間性”を言われています。
このように体を温める食材と冷やす食材の見方は、どんな環境で育ち、どんな色や味や水分量をしているのかを見分ける事が大切です。
寒い国では、体に熱を吸収し蓄える必要がある為、体を温める果物や野菜が育ち、そして、特に冬の時期に収穫される食べ物は、体を温めてくれます。その逆に、南国では、体内にこもった熱を下げる必要がある為、体を冷やす食べ物が育ち、そして、特に夏に収穫される食べ物は体を冷やしてくれる働きがあります。
このように旬の食材を食べた方がいいというのは、自然の理にかなっているという事なのです。
肉類:牛肉、羊肉、鹿肉
魚類:さけ、マグロ、さば、イワシ、えび、ぶり、アナゴ、うなぎ、カツオ、タラ
野菜類:生姜、たまねぎ、かぼちゃ、高菜、ミョウガ、よもぎ、人参、ごぼう、わさび、れんこん、かぶ、ねぎ、大根、しその葉、里芋
果物:もも、ざくろ、キンカン、なつめ、さくらんぼ
豆類:いんげん、そら豆、納豆
飲料類:中国茶、ハーブ茶、ココア、紅茶、日本酒、黒ビール、赤ワイン
調味料:からし、味噌、シナモン、胡椒、さんしょう、みりん、唐辛子、塩、醤油
砂糖類:黒砂糖、水飴、和菓子
穀類:もち米、ライ麦、ふ
肉類:馬肉
魚類:かに、しじみ、たこ、かき、アサリ
野菜類:きゅうり、トマト、なす、レタス、白菜、小松菜、ほうれん草
果物:マンゴー、パイナップル、スイカ、メロン、レモン、バナナ
豆類:豆腐
飲料類:緑茶、コーヒー、白ワイン、豆乳、牛乳
調味料:合成酢、マヨネーズ
砂糖類:白砂糖、洋菓子
穀類:そば、小麦、白米
寒い時に体を温める為に、温かい緑茶やコーヒーを飲む人が多いかと思いますが、これは逆効果で、これらは暑い国で育っている為、体を冷やしてしまいます。
そして、もちろんアイスクリームやシャーベットなどの元から冷たい物も、体を冷やしてしまいます。他にも、血糖値を急激に上昇させる白砂糖が入ったケーキやクッキーやチョコレートなどのような甘い食べ物も低血糖になりやすく、血行不良を招いてしまい、体を冷やしてしまいます。甘い食べ物を食べたい時は、なるべく黒砂糖が使用された物を食べるようにしましょう。
他にも発酵、天日、塩、圧力により、体を冷やす食べ物が体を温める食べ物に変化する場合もあります。
体が冷え切ってしまうと、代謝がうまく出来ません。これからの寒い季節、食材選びをする時は体を温めてくれる食材をなるべく選ぶようにし、体を冷やす食材を使用する時は、体を温めてくれる食材と混ぜ、温めてから食べるようにし、体の芯から温める工夫を食材選びから始めてみて下さい。