猫の顔しか見えずとも、猫がどこで寝そべっているのか、察せられるのであります。
日本人のほとんどはきっと察するどころか、猫と同じ気分を共感できるはず。今日のような寒い日なら、特に。

まあ動画のタイトルを見れば一発で分かってしまうわけですが、仮に見なかったとしても、この表情からぬくぬく具合は伝わってくるのではないでしょうか。眠たげな目と重たいまぶたは言うに及ばず、起きたい気持ちもなくはないんだけど、全身を包む赤外線の温熱効果と、体に重みが掛からない程よい開放感、そして肩だけ布団に包まれる安心感。適度にお腹も満ちて、今日はもう何にもしなくていいという状況が加われば完璧であります。
脳はそろそろ起きろと命令しても、体の方は誘惑に勝てず、そのまま睡眠中枢を籠絡し、テレビの音と夢の世界とがまぜこぜになり、心地よいエターナルスリーピングマインドへと誘われつつある顔を見ておりますと、まさにアレは悪魔の発明であり、本当の悪魔は天使の顔で現れるというパラドックスを体現しているのがよく分かるのであります。
Kotatsu Cat Life/YouTube]

情報提供元: 猫ジャーナル
記事名:「 猫が寝る場所がどこかは顔見りゃ歴然、誘われる先は夢の最果て