オリンピックが始まると、テレビをつけると必ずオリンピック中継。ニュースを聞けば取ったメダルの話ばかり。



運動能力がゼンゼンない私には、オリンピック選手の身体能力は同じヒト科の動物として信じられないことばかり。いや、そもそもすごい能力を持った猫と暮らしているので、そのすごさがあまりピンと来ないのかも。



地球上にいる動物、哺乳類に限定してもその種類はおよそ6.000種類。その中で、「人間と暮らすことを自ら選んだ動物」は猫ぐらい。「人間に餌を運ばせる」ことを習得した猫の賢さには本当に舌を巻きますが、猫はもともとハンターとしても優秀だったはず。



もし動物同士のアニマルオリンピックがあったら?猫は金メダルを取れるのでしょうか。実はすごいネコの身体能力を他の動物と比べてみました。



 

■短距離走なら猫は4位




すばしっこい猫ですが、実は猫の持久力は持っても5分程度しか続かないそうです。長距離ランナーには向きませんが、短距離だったらかなり早いのでは?



動物界の中で、最も足が速い動物を調べたところ、同じ猫科のチーターが動物界の不動の最速キング。なんと最高時速121Kmで走れるそうです。アニマルオリンピックで、短距離走で金メダルを取るのはチーターで決まりでしょう。



その次に早い銀メダリストはというと、犬の中で考えると俊足で有名なグレイハウンドかも。狩猟犬としての血筋もさることながら、海外のドッグレースでも活躍している犬種です。



このグレイハウンド、直線距離なら最高時速80Kmで走れるそうです。高速道路を走れますね!



そして第3位、銅メダリストはというと、百獣の王、ライオンがランクイン。足の速さはチーターには及びませんが、それでも最高時速は64Km。これだって十分早いです。流石ネコ科の動物ですね。



そして肝心の猫はというと、他の動物に比べたら最小の体ながら、最高時速は48Km。目にも止まらない、とは言えませんが、今のところ世界最速の人間の速度は36Kmですから、人間よりも相当早いですね。



 

■高飛びなら猫は何位?






自分の身長の5倍の高さまで助走無しで飛び上がれる猫。もしオリンピックで高飛びの競技に出れば、かなりの高得点を狙えるのではないでしょうか。



しかし残念。この跳躍力は、他の動物の方が優れているかも。助走しないでどれくらい高く飛べるのか調べたところ、金メダリストは最高7mも飛び上がれるピューマでしょう。



身長が同じ180cmのピューマと人間が競争した場合、ピューマは最高7m、人間の現在までの最高点は2.45mという結果に。(2016年の数字です)



ちなみにウサギは2.1m、ウシ科のブラックバックが1.8mだったそうです。気になる猫の跳躍力は1.8m。まさかの人間以下という結果が出てしまいました。



猫なら得意そうな高飛び、結果は最下位。あら、ちょっと残念ですね~。しかしこれ、体長が同じだったとなれば、猫の勝ち。ピューマは自分の体長の4倍がマックスだそうですから、猫の方が優秀のようです。



 

■猫の身体能力、この種目なら勝てるかも?




猫の驚くべき身体能力といえば、やはり体の柔軟性でしょう。「体操」の種目なら金メダルも夢ではないかも。足場が不安定な場所でも猫は軽快に歩くことができます。他の動物に比べると猫は関節がゆるいので、体を自在に曲げることができるようです。



また、素早い猫パンチで「ボクシング」も強そう。優れた動体視力は「クレー射撃」や「卓球」にも活かせそうですね。高得点を狙えそうです。



反対にこれは難しいかも?という種目はズバリ「水泳」。猫はやろうと思えば「犬かき」で泳げるそうですが、水に濡れるのがほとんどの猫は嫌いです。水泳は棄権しそうですね。



また、「フェンシング」は、剣先の鋭い、尖ったものをみると、猫はついつい本能に匂いを嗅いだりしたくなって負けてしましそうです。



 

■最後に




いかがですか。もし猫がオリンピックに出場したら。相手が人間なら「短距離」や「体操」で金メダルは取れそう。



猫の身体能力、一番の強みは「猫背」かも知れません。猫を始め、ネコ科の動物の背骨は大きくカーブしています。この背骨を駆使することで、跳ねるような走りが可能になるのだとか。また、猫は足だけを使って走るのではなく、全身を使って走るので瞬発力にも長けているそうです。



ちなみに猫の身体能力が一番優れているのは2歳から5歳くらいの猫。その後は徐々に体力が衰え、遅くなっていきます。猫だから、と過信して無理なジャンプなどさせないようにしてくださいね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 猫がオリンピックに出場したら?実はすごいネコの身体能力とは