犬種グループを知ろう

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犬の特徴は犬種によって大きく異なります。様々な犬種は主に10のグループに分かれており、それぞれの犬種グループの概要を知るなら、犬種ごとの特徴をつかむことが出来るでしょう。

日本には日本ケネルクラブ(JKC)という一般社団法人があります。JKCは世界畜犬連盟(FCI)に加盟しており、FCI基準の10グループ制を採用しています。この基準によって犬種グループは10に分かれているのです。

ではFCIの基準に基づいたグループの概要をそれぞれ見ていくことにしましょう。

犬種グループ概要①:牧羊犬・牧畜犬

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牧羊犬や牧畜犬は、家畜の群れを誘導したり保護したりする犬たちです。

どんなグループ?

とても賢い犬たちが多く、牧羊のときには人間の手足となって働いてくれます。羊や豚、牛などが散らばってしまわないように家畜の群れをまとめる役割を担うことも多く、上手に追い立てたり、走り回ったりしながら群れを移動させます。

役割から分かるように非常に賢い犬たちが多いのが特徴です。高い理解力や判断力を備えています。加えて、牧草地を走り回る必要がありますから、作業意欲が高く、あふれるほどの体力も持っています。

登録されている犬種

ウェルシュ・コーギー・カーディガンウェルシュ・コーギー・ペンブロークオーストラリアン・キャトル・ドッグ
オーストラリアン・ケルピーオーストラリアン・シェパードオールド・イングリッシュ・シープドッグ
コモンドールコリー(ラフ・スムース)シェットランド・シープドッグ
ジャーマン・シェパードビアデッド・コリーピレニアン・シープドッグ
ブービエ・デ・フランダースプーミープーリー
ブリアードベルジアン・シェパードボーダー・コリー
ポーリッシュ・ローランド・シープドッグマレンマ・シープドッグ

犬種グループ概要②:使役犬

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使役犬とは、主に番犬として働く犬たちのことで、警護や作業をすることもあります。

どんなグループなの?

番犬や警護犬として働く犬種、また荷物番や救助を行なう犬種が含まれています。

番犬をする必要があるので、身体が大きく強靭な肉体を備えた犬たちが多いのが特徴です。立っているだけで番犬としての効果を発揮してくれる必要があるようです。

番犬としてしっかりと役割を果たすためには、強い警戒心や攻撃性が必要となってきます。特に見知らぬ相手に対して高い警戒心を持っていなければいけません。近づく相手を威嚇するような対応が必要になるのです。

番犬は知らない相手に対しては厳しい反応を見せることで有名ですが、よく知っている飼い主や家族に対しての愛情は強いことでも有名です。飼い主に従順で、自分の家族を守ろうと必死に頑張る性格をしています。

比較的小型の犬種でも、害獣駆除をする犬もいます。獲物を捕らえるための感覚が優れており、警戒心が強いのが特徴です。

また、荷物を運んだり救助活動に携わる犬種もいます。こちらもその作業性から大型犬であることが多いです。優しい性格をしており、どんな作業でも我慢強くこなすことが出来ます。

登録されている犬種

アーフェン・ピンシャーグレート・デーングレート・ピレニーズ
シャー・ペイジャイアント・シュナウザースタンダード・シュナウザー
スパニッシュ・マスティフセント・バーナード(スムース・ラフ)チベタン・マスティフ
ドーベルマンドゴ・アルヘンティーノ土佐犬
ナポリタン・マスティフニューファンドランドバーニーズ・マウンテン・ドッグ
ブルドッグブルマスティフボクサー
ボルドー・マスティフマスティフミニチュア・シュナウザー
ミニチュア・ピンシャーレオンベルガーロットワイラー

犬種グループ概要③:テリア

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小型獣用の猟犬です。穴の中に住むキツネやネズミなどを捕まえることが仕事です。

どんなグループなの?

穴の中に住む動物を捕らえることが得意な犬種です。そもそもテリアとは、ラテン語で「土を掘る」という意味を持っており、土を掘って小型の獣を捕らえるために作られたようです。

テリアたちは自分たちだけで穴の中に潜む小動物を直接仕留めることができます。そのための性格もしっかりと備わっています。

とても活発な性格をしており、興味が強く、狩猟意識を強く持っています。動くものにたいして強く反応して何とか捕らえようと奮闘することもしばしばです。

しかし、興奮してしまうと攻撃してしまうことも多く、小動物が近くにいるときには注意が必要です。捕らえるべき獲物に関わらず、勝手に攻撃してケガさせてしまうかもしれません。

登録されている犬種

アイリッシュ・テリアアメリカン・スタッフォードシャー・テリアウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
ウェルシュ・テリアエアデール・テリアオーストラリアン・シルキー・テリア
オーストラリアン・テリアケアーン・テリアケリー・ブルー・テリア
シーリハム・テリアジャーマン・ハンティング・テリアジャック・ラッセル・テリア(スムース・ブロークン・ラフ)
スカイ・テリアスコティッシュ・テリアスタッフォードシャー・ブル・テリア
スムース・フォックス・テリアソフトコーテッド・ウィートン・テリアダンディ・ディンモント・テリア
トイ・マンチェスター・テリア日本テリアノーフォーク・テリア
ノーリッチ・テリアパーソン・ラッセル・テリア(スムース・ブロークン・ラフ)ブル・テリア
ベドリントン・テリアボーダー・テリアマンチェスター・テリア
ヨークシャー・テリアレークランド・テリアワイアー・フォックス・テリア

犬種グループ概要④:ダックスフンド

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ダックスフンドは、地面の穴に住むウサギやアナグマなどを狩るための猟犬です。

どんなグループなの?

ダックスフンドのみがこのグループに含まれます。穴の中に住む小動物を狩るために改良された犬種です。

ダックスフンドは胴長短足かつ、身体の小さい犬です。穴の中に自ら入っていって穴の中に潜んでいるウサギやアナグマを捉えたり、追い出したりすることが出来ます。

非常に好奇心旺盛な性格をしており、小さな穴を見つけたなら積極的に潜ろうとします。穴の中に潜む獲物は獰猛な場合も多いのですが、そのような相手でもひるまない強い心を持ち合わせています。身体の大きさに似合わず勇敢な気質を持っているのですね。

登録されている犬種

カニーンヘン・ダックスフンドスタンダード・ダックスフンドミニチュア・ダックスフンド

犬種グループ概要⑤:原始的な犬・スピッツ

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日本犬などのスピッツ系の犬種です。

どんなグループなの?

品種改良があまりされていない原始的な犬たちのグループです。スピッツとはドイツ語で「尖ったもの」を意味しており、原始的な犬の多くは、狼のような尖った口先や耳、尻尾などを持ち合わせています。特に日本犬などはそれらの特徴を持ち合わせていることが多いのが特徴です。

品種改良のために人間の手が加わってないので、野生特有の自立心を持ち合わせています。人間の手がなくとも自立して生きていく力を持ち合わせている反面、しつけが難しいというデメリットも持ち合わせています。

登録されている犬種

秋田犬アラスカン・マラミュートイビザン・ハウンド
甲斐犬キースホンド紀州犬
サモエド四国犬柴犬
シベリアン・ハスキージャーマン・スピッツチャウ・チャウ
日本スピッツノルウェジアン・エルクハウンドバセンジー(コンゴ・ドッグ)
ファラオ・ハウンドペルービアン・へアレス北海道犬(アイヌ犬)
ポメラニアンメキシカン・へアレス・ドッグ

情報提供元: mofmo
記事名:「 犬種グループの概要を紹介!10に分類された犬種の特徴を知ろう!