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○レーズンクッキー
○フルーツグラノーラ
○ミックスドライフルーツ
○ラムレーズン
○レーズンアイス
このように様々なものにレーズンは使われています。こうした加工食品も猫が食べると危険です。
さらに、ぶどうが原材料となっているワインやぶどうジュースもやはり飲ませてはいけません。「ぶどうの皮くらいなら大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、ぶどうの皮は果実よりも中毒症状を引き起こす危険性が高いと言われています。
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レーズンを猫が食べたことによって中毒症状が発症する場合、通常2~3時間以内にその症状が現れる言われています。では具体的にどのような中毒症状が現れることがあるのでしょうか。代表的な症状を挙げてみましょう。
初期段階では、嘔吐と下痢の症状が現れます。目に見える体調の変化なので、あまり猫の病気に詳しくない飼い主さんでも気づく症状です。
この症状が現れたら、何か悪いものを食べてのではないかと疑い、何を食べたのか、どのくらい食べたのかを調査すべきです。
食欲がなくなり、食べ物を食べなくなります。
食欲がなくなった後、ぐったりして元気ない様子をしめす場合があります。
次にあげるような腹痛のサインを示すことがあります。
○うずくまる
○土下座する
○部屋の隅や暗い所でじっと動かない
○仰向けや横に体勢を取って寝る
○目が閉じ気味になる
○耳が後ろを向く
○口が引きしまる
○呼びかけなどに反応しない
○いつもと違う鳴き声を発する
○お腹を執拗に舐める
ここで挙げたようなサインを観察した場合は、お腹に痛みが生じている可能性があります。
乏尿とは、尿の排泄量が減少することです。尿の量が減ったり、むくみが生じている場合は、腎臓の機能が低下している危険性があります。
レーズンによる中毒症状には、獣医師ほど専門知識のない素人であっても分かりやすい症状があります。ここで取り上げたような症状が観察されるようなら、何か危険な食材を食べてしまったのかもしれないと疑ってみるのがよいでしょう。
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上記の中毒症状以外にレーズンがもたらすとされる疾病があります。以下のような疾病です。
レーズンには、大量の砂糖や酒が漬け込まれていることがあるので、猫に与えると糖尿病などの病気につながる危険性があります。いずれにせよ、猫には与えない方がよい食材です。
先に取り上げた中毒症状よりもはるかに命の危険のある病気を引き起こす可能性があります。それは急性腎不全です。
急性腎不全とは、急激に腎臓が機能しなくなる病気の事です。発症すると数時間の間に死に至るケースがあります。仮に助かったとしても、腎不全を患った猫は数ヶ月~1年程度で亡くなってしまうと言われています。
猫はもともと腎臓の病気になりやすい生き物です。猫の死因のNo.1はガンですが、それに次いで多いのが腎臓系の病気です。
なぜ腎臓系の問題が多いのか理由ははっきりと解明されていませんが、現在ペットとして飼われている猫のルーツが砂漠で暮らしていた「リビアヤマネコ」という猫の種類だったことが関係しているのかもしれません。
この種の猫は砂漠地帯で暮らしていたため、体内に生命維持に必要な水分を残すために、尿を濃く少なく調整していたと考えられています。
また、猫は歳を重ねるとともに、毒素を尿として体外に排出させる働きをする「ネフロン(腎小体とそれに続く1本の尿細管)」の数が減少すると言われています。それによって毒素を排出できないために、血液内に老廃物がたまる一方で水分を排出し過ぎて脱水症状を引き起こしたりします。これが腎臓への負担を増加させると考えられています。