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日常生活でイヤホンとしても使える、多機能翻訳機「Timekettle M2」が登場!



中国深センのスタートアップ企業である「Timekettle (タイムケトル)」が、多機能翻訳機「Timekettle M2」(以下、M2)の先行予約を開始。11月17日(火)には、M2の機能を紹介するメディア向けセミナーを実施した。



セミナーでは、タイムケトル・ジャパン株式会社代表の山内佑太氏が解説を担当。山内氏は中国にいるため、セミナーはオンライン上で実施された。



M2はワイヤレスのイヤホン型翻訳機。スマートフォンにアプリをダウンロードすれば、ハンズフリーかつリアルタイムで外国語を翻訳できる。また、M2はスマホで音楽などを聞くための通常のイヤホンとしての使用も可能だ。



対応した言語は40種類93言語(2020年10月時点)で、購入後も随時アップデートされる。翻訳モードとして「タッチモード」(お互いにイヤホンをつけて、リアルタイム翻訳で話す)、「スピーカーモード」(自分はイヤホンをつけて、相手はこちらのスマホを使って話す)、「リッスンモード」(自分のスマホで相手の話を聞き取る)の3つが搭載され、様々なシチュエーションに合わせて活用できる。



レンタルで使ってみることも可能



セミナーでは「11月18日からRentio(家電などのレンタルサービス)でM2のレンタル体験開始」、「コロナ禍に対応した新機能のリモートモードbeta版(上限30名で、翻訳チャット機能が利用可能)」といった今後のアップデート情報も公開された。



M2ではクラウドファンディングが実施されたが、目標金額を達成した後も、現在もMakuakeなどで進行中(https://www.makuake.com/project/timekettle-m2/)。11月30日までに支援を行えば、12月23日までに商品が届けられるキャンペーンも行なっている(もともとは11月15日までの支援が対象だったが、この日のセミナー上で11月30日までの延長が発表された)。



M2の一般販売予定価格は税込16780円。クラウドファンディングの支援者への発送が完了した後に一般発売が行われることになっており、その日程は2021年3月1日を予定している。



代表も日常生活で翻訳機M2を愛用



セミナー後には、タイムケトル・ジャパン代表の山内氏に個別インタビューで話を聞くことができた。



──山内さんご自身もM2を利用なさっているんでしょうか? 1ユーザーとしての感想を教えていただけますか?



山内 僕はTimekettleに勤めて、まだ1年ちょっとなんですけど、中国語を学んで半年ぐらいのまだ話せない状態で中国に来たんですよ。日本人もそうですけど、中国でも英語を話せる人は少なくて、たとえば社内でもマーケティングやセールス部だと英語でコミュニケーションがとれるけど、他の部署だとそれが難しいし、たとえば会計財務などの部署だと専門用語が分からない。



──会話によるコミュニケーションが難しいわけですね。



山内 僕は中国語の能力を上げたいと思ってますけど、ぜんぜん伝わらないんですよ。じゃあ、うちの商品を使おうということで、日々、普段から使っています。社内で僕自身が一番のユーザーになっているので、商品開発のときには呼ばれて意見を出しています。M2が開発されたときも、とてもうれしかったんですよ。



──どういうところがよかったんですか?



山内 従来の「WT2 Plus」(2017年に発売された、Timekettleのイヤホン型翻訳機)もリアルタイム翻訳でかなり役立っているんですが、M2に関して言えばイヤホンの付け心地がかなりよくなっています。それから、翻訳機を使うときって、僕1人対いろんな同僚ということが多いので、毎回、翻訳機のイヤホンを相手につけてもらうことはできないんですよ。でも、M2の「スピーカーモード」を使うことで、僕はM2のイヤホンを付けて、相手には僕のスマホを通してしゃべっていただくという形がとれるので、かなり快適になりました。



──本当に活用なさってるんですね。



山内 僕自身、今まで自分の言葉でしゃべってこそ学習になると思っていました。それはたしかにそうなんですけど、自分のボキャブラリーのキャパシティが狭いと会話の幅が狭くなるのも事実なんです。だから、その部分を翻訳機でおぎなって、理解を深めたいと考えています。



──最後に素朴な疑問なのですが、Timekettleという名前の由来は?



山内 SF小説家のアイザック・アシモフ氏の作品で、『永遠の終わり』というタイムトラベルを題材にした小説があるんです。そのタイムマシーンが作品中で「kettle」と呼ばれていて、中国語では「时空壶(時空のツボ)」と訳されています。それにちなんだ名前なんです。



──SFに由来しているんですね。



山内 今の市場の翻訳機って90%以上がスマホ型なんです。ただ、うちは2017年からその先を行くイヤホン型翻訳機を作っていて、「Communication is Connection」と謳ってきました。タイムマシーンに由来したTimekettleという名前には、時空を超えて世界中の人とつながれる、つながろうという意味が込められているんじゃないかと個人的に解釈しています。


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