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防弾少年団の反日利用でもはや挙国一致?独裁国家まっしぐら「小中華」韓国と文在寅政権の内情【孫向文】



こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。


昨今、韓国の人気アイドルグループ「防弾少年団」(BTS)が原爆のTシャツを着たことが引き金となり、日本で非難が殺到しています。しかし、当事者のメンバーのジミン氏(23)は、ファンに対して以外の公式な謝罪を一切していません。代わりに原爆Tシャツをデザインした担当のデザイナーを前に晒して謝罪させる、いわゆる「トカゲの尻尾切り」のような卑怯な手口に、私は「韓国が急遽に中国化」していることを痛感している毎日です。


今回は、昨今の韓国が中国共産党とそっくりだという現象をいくつかピックアップしてみます。


【その1 「詭弁」と「トカゲの尻尾切り」の責任回避】


ネット上では、当事者のメンバーのジミン氏を擁護する、韓国人の学者・誠信女子大学の徐敬徳教授が、既にSNSで「あれは韓国の光復節だ。原爆を賛美する意図はない。過大解釈をやめよう」、「日本のマスメディアが防弾少年団(BTS)を貶す理由は荒唐無稽だ」と述べています。


Tシャツは原爆ではなくあくまで”光復節”へのオマージュであるとの主張です。一連の騒動を不快に思った方からすれば、詭弁以外の何物でもないでしょう。この学者以外にも、韓国のネット上で賛同の声が聞かれるばかりです。


徐敬徳教授「日本、BTSツアーを控えて揚げ足取り…BTSの影響力を恐れる」| Joongang Ilbo | 中央日報 https://t.co/hIvMbbR7CH

— New's vision (@news_vision_o) 2018年11月21日


しかし、防弾少年団(BTS)のリーダー、キム・ナムジュン氏がPVで原爆ブルゾンを着用したことが発覚しました。


【話題の記事】 防弾少年団(BTS)、リーダーの”原爆ブルゾン”着用まで発覚で話題騒然
https://t.co/uCgVK86gTc pic.twitter.com/zSVl5A1EAl

— エキサイトニュース (@ExciteJapan) 2018年11月11日


これは光復節の内容と関係なく、原爆だけの写真をプリントしたブルゾンです。つまり原爆を肯定する意味そのものです。


中国共産党がチベットの焼身自殺の現象を取り上げ、「邪教だ」とチベットの宗教弾圧を正当化したり、ウィグル自治区の民族浄化を進行しているのに、「あれはムスリム過激派のテロ対策だ」と、悪いことをやった時に徹底的に粉飾し、誤魔化すやり方と瓜二つです。


また、中国では数年前の新幹線脱線事故や、メラミン混入の毒粉ミルク事件、昨年の幼稚園での集団わいせつ行為の事件、今年の偽ワクチンによる多数の幼児の死亡事故がありました。どれも中国共産党の役人が関与し、政府の監督責任が問われていますが、毎回、機関メディアが「加害者」という一番下っ端の従業員を晒して、「全部私がやった」とテレビや機関紙で公式謝罪をさせています。これは原爆Tシャツのデザイナーと同じ「トカゲの尻尾切り」の手口です。







■反日をキーワードに”左向け左”の韓国政界と芸能界


【その2 愛国反日でプロパガンダ化する韓国芸能業界】


先日投稿したコラムをご覧ください。


防弾少年団(BTS)が中国で流行する背景とは?中国共産党が手のひら返しで韓国に接近のワケ【孫向文】 https://t.co/qUyqEUbch5 #防弾少年団 #孫向文

— 孫向文 (@sun_koubun) 2018年11月18日


上記にも書いたように、じつは中国共産党が、防弾少年団(BTS)を”愛国主義と反日を特化したプロパガンダ色の強い異色のアイドルグループ”だとして、絶賛しているのです。


中国共産党もベタ褒めする防弾少年団(BTS)の反日は、まさに「世界一の反日権威からの太鼓判」が押されたようなもの。民主主義国家であるはずの韓国芸能界は、すでに中国共産主義の影響下に飲み込まれているのです。


ちなみに、韓国同様、中国にも「天府事変」という愛国反日のヒップホップグループがあります。ざっくりと紹介すると、歌詞の中に「JAP」、「原爆」、「日本鬼子」、「釣魚島(尖閣諸島)」、「蔡英文くたばれ」「共産党の恩」、「習近平主席最高」など、日本に対して露骨な差別語を連発したり、領土問題や政権賛美を特化するプロパガンダの芸人グループです。


ラップグループ天府事変の「This is China」が神曲に?--人民網日本語版--人民日報https://t.co/AytRJz139F

— New's vision (@news_vision_o) 2018年11月21日


このような現政権の指導者が絶賛するアイドルグループはまさに、防弾少年団(BTS)の中国版です。


ほかにも、反日の曲がたくさんあります。この曲は台湾独立派を罵倒し、日本、アメリカへの差別語を連発しています。






挙句には毛沢東を賛美する曲まで歌っています。






今後、中国で防弾少年団(BTS)に似たグループが続々と誕生し、また韓国でも防弾少年団(BTS)のようなプロパガンダのアイドルグループが増えることが予想されます。歴史に無頓着な若者を反日洗脳する近道は、アイドルを作り、歌詞やパフォーマンスにさりげなく反日を取り入れたものを看過させ、感覚を徐々に麻痺させていく手法です。


日本でも、防弾少年団(BTS)ファンが高須クリニックの院長に殺害予告を行うなど、過激な投稿がありましたが、まさに感覚が麻痺した状態だといえるでしょう。これも、日本共産党が芸能人をたくさん採用して「しんぶん赤旗」で共産党のプロパガンダを布教させる現象と、かなり似通っているのではないでしょうか。


【その3 韓国与野党が相乗りで日本叩きを展開する全体主義】


防弾少年団(BTS)の原爆Tシャツ事件に関して私が最も驚いたのは、韓国の野党も全員与党と同調して、日本叩きしたことです。


日本のBTSテレビ出演取り消し問題…韓国与野党も論評:時事ドットコム https://t.co/VSqy72oUny @jijicomさんから

— New's vision (@news_vision_o) 2018年11月21日


韓国では、本来は野党が与党の暴走を牽制するための存在で、与党側の歴史認識を指摘し、過激な外交政策を批判するなど、客観的に理性的な国民の票と狙うことが通常の役割です。


しかし、韓国では、与野党が協力して対日嫌がらせをしています。これは、韓国国民が日常的に嘘の歴史観で洗脳されている証左に他なりません。つまり、韓国国内では異なる意見を発する場所が完全になくなり、反日を合言葉に中国のような全体主義国家の様相を呈し始めているのです。







■文在寅が反日事案を容認しながら目指す、アジアの未来とは?


【その4 個人崇拝から誕生する独裁者】


韓国メディアの報道より、文在寅大統領の支持率は一時的に83%に上昇しました。


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/30496.html


もちろん、北朝鮮と中国だと、総書記の支持率は永遠に100%です。ロシアの様に選挙があってもプーチン大統領のような高支持率は、韓国と似ているのではないかと思います。


世界中のまともな民主主義国家の歴代指導者の支持率を見比べると、7割を超える支持率はほとんどなく、反支持者は常に4割くらい存在しています。韓国が北朝鮮や中国のような個人崇拝の独裁者が誕生するかもしれない、という危機感を持つべきでしょう。


【その5 反日で自身の政権を固める】


文在寅政権以来、過激な反日の事案が急増しています。


慰安婦問題再浮上、議員の竹島上陸、観艦式の旭日旗バッシング事件、徴用工賠償、防弾少年団原爆(BTS)Tシャツ事件……。


これらはどれも、文在寅政権になびくがゆえの傾向といえるでしょう。一連の事件は、中国共産党のように自身の政治無策ぶりへの反発を外らせるために、歴史の捏造で対日の嫌がらせなどの行為を繰り返し、ポピュリズムを煽って政権を固めるという手口です。教育や日常的なメディアをコントロールして国民を誘導し、愛国ムードの正当性を高めよう工作しています。


現在、韓国の経済悪化と失業率上昇で、文在寅政権の無能ぶりが露呈しています。それにもかかわらず愛国反日路線を貫く文在寅政権は、まさに経済オンチの習近平主席と双子のような、「小中華」になってしまいます。


私は数年前に、Twitter上に「もし中国が民主化したら、台湾のような親日国家になるか、若しくは巨大な韓国のような反日国家に続けるか、後者の可能性が高い」と指摘しました。残念ながら、中国の民主化・韓国化の前に、先に韓国の中国化が急遽に進んでいます。


韓国が中国化した原因は、やはり共産主義のガン細胞に浸食されていることです。文在寅政権以来、急遽に南北統一や、北朝鮮の独裁政権に傾倒する韓国、北朝鮮に生まれ育った文在寅大統領は北朝鮮の共産主義イデオロギーに共感することが指摘されたように、韓国は中国、北朝鮮のような全体主義の国に逆行していると言えるでしょう。


その結果、民主主義選挙制度も崩壊し、日米韓の同盟関係はいつか崩壊することも予見できます。近い未来に中国、北朝鮮、韓国、ロシアと、日米台の対立化という新しい世界情勢になると考えられます。今、日本政府は韓国の「敵国化」を注目し、いざという時のため、韓国国籍者に対して日本への「入国ビザ免除制度」を廃止する必要に迫られることも、時間の問題ではないかと思います。


 

孫向文 <漫画家 / 評論家>

1983年生まれ、漫画家、評論家。中華人民共和国浙江省杭州市出身。『本当にあった愉快な話』(竹書房)にて「日本に潜む!!中国の危ない話」、 隔月刊『ジャパニズム』(青林堂)にて「大和撫子が行く」を連載中。近著『日本人に帰化したい!!』(青林堂)が好評発売中。そのほか『週刊文春』にて実録中国猛毒食品「僕らだって怖い!」を掲載し、TBSテレビ『新・情報7daysニュースキャスター』にて「中国超監視社会」に出演。

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