2023年の「節分」は2月3日
節分は「季節を分ける」という意味で,本来は各季節の始まりである立春・立夏・立秋・立冬の前日それぞれを指していましたが、そのうち立春の前日だけが残ったものとされています。
季節の変わり目には邪気が生じやすいと考えられているので、寺社や各家庭で「鬼は外、福は内」の掛け声とともに、邪気を祓い、福を招くために豆まきをするのです。また、まいた豆を年齢よりひとつ多く食べるとその年は無病息災で過ごせるともいわれています。
増上寺「節分追儺式(せつぶんついなしき)」【港区】
©︎ 増上寺
東京タワーを望む将軍家の菩提寺「増上寺」では、2023年2月3日(金)に「節分追儺式」が行われます。重要文化財の三解脱門を背景に境内を、裃をつけた年男・年女を先頭として行列する「お練り」から始まる儀式です。
特設舞台上では餅つきや、幼稚園の子どもたちと鬼の「鬼問答」が行われるほか、角界の関取や親方、スポーツ選手や芸能人による豆まきが行われます。
自宅での豆まき用に開運招福の「福桝・福豆」を頒布しています。数に限りがあり、なくなり次第終了になるので、お早目の予約をおすすめします。
福桝:2,000円(福豆・御守・福銭)
福豆:1,000円(福豆・御守・散華)
増上寺
住所:東京都港区芝公園4-7-35
https://www.zojoji.or.jp/
池上本門寺「節分追儺式(ぜつぶんついなしき)」【大田区】
©︎ 池上本門寺
大田区の「池上本門寺」は、日蓮宗の大本山で日蓮聖人入滅の霊場。2023年2月3日(金)に、除災得幸を願う「節分追儺式」法要と福男・福女による豆撒きが行われます。
13:00 練行列出発 徳持会館→池上商店街→参道→大堂
14:00 祈祷法要(除厄開運祈願)
15:00 境内大舞台にて豆まき
節分追儺会が終わるまでの期間、総合案内所等の境内各所では数量限定の福豆(一袋・500円)が頒布されます。福豆がたっぷり入った袋にはお経をあげた「一粒万倍の福守」が入っているそうなので、この機会に福を分けていただきましょう。
池上本門寺
住所:東京都大田区池上1-1-1
https://honmonji.jp/index.html
高幡不動尊金剛寺「節分豆撒式」【日野市】
©︎ 高幡不動尊
関東三大不動尊である日野市の「高幡不動尊」。毎年2月3日に節分会が開催されています。
数々の豪華なゲスト陣と年男が豆撒きに参加し、午前・午後で全5回行われます。当日境内で販売される縁起物が詰まった福袋も人気。また同日には「だるま市」も開催され、関東各地から多くのだるま屋が集まります。
高幡不動尊金剛寺
住所:東京都日野市高幡733
公式サイト:https://www.takahatafudoson.or.jp/
豆まき以外の節分行事のあるスポット
西新井大師「だるま供養」【足立区】
©︎ 西新井大師
日本に密教を伝えた空海により開創されたと伝えられる足立区の「西新井大師」では、節分の日に、昭和29年(1954年)から続く「だるま供養」が行われます。
1年間家内安全や商売繁盛のために飾っていただるまを、新しいだるまに買いかえて古いほうを収め、この日に燃やして供養する伝統行事です。
本殿で行われる令和5年(2023年)節分撒豆式は中止となりました。「だるま供養」は行われますが、参列、観覧はできません。
西新井大師
住所:東京都足立区西新井1-15-1
https://www.nishiaraidaishi.or.jp/
※2023年1月25日時点の情報です。情報は公開時のもので変更になる場合もあります。最新情報は各公式サイト、または直接ご確認ください。