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【台湾情報】伝統的人形劇をフィーチャー。雲林の虎尾地区を盛り上げるリノベホテルに注目




はじめに


台中と台南の中間に位置する雲林県。新幹線(台湾高速鐵路)でのアクセスが可能になり、ぐっと身近になった雲林は、リノベーションスポットとしての注目度も上昇中。デザイナーズホテル「台湾虎尾春秋 文創設計旅店(Huwei Hotel)」は、その代表例です。台湾人形劇“ポテヒ”をフィーチャーしているとあって、聖地としての存在感も高まっているそう。ノスタルジックな台湾文化を体感したい人には必見といえるホテルです。
伝統的人形劇“ポテヒ”にゆかりのある建物をリノベーション。

伝統的人形劇“ポテヒ”にゆかりのある建物をリノベーション。


「台湾虎尾春秋 文創設計旅店(Huwei Hotel)」は、台湾で唯一の人形劇をテーマにしたホテル。2018年のオープン以来、台湾人形劇“ポテヒ”の発祥の地である雲林の虎尾の象徴として、また聖地としての人気をも獲得しています。というのも、このホテルの前身は、ポテヒの重鎮である黃俊雄氏が1980年に建てた、虎尾地区初のエレベーターつきホテル「金夜大飯店」。そのレトロな趣きの外観を残しながら、ライトインダストリアルな内装にポテヒの要素をちりばめ、モダンにリノベーションしたのが、この「台湾虎尾春秋」なのです。ロビーの展示スペースに飾られている2体の人形……イケメンの“史艶文”と女性の主役“苦海女神龍” は、黃俊雄氏が寄贈したもので、ホテルのお宝となっています。 フォトジェニックなミニ舞台で、人形劇に挑戦!?

フォトジェニックなミニ舞台で、人形劇に挑戦!?


敷地内に一歩入ると、モザイクタイルで描き出された、デフォルメ版ポテヒがお出迎え。この“Q版”と呼ばれるアニメ風のキャラクター画は、2階のロビーへと向かうエレベーターにも描かれています。
到着したロビーでひときわ目を引くのは、いくつものペンダントライト、そして、その光に照らされるポテヒの舞台装置です。これは、伝統的な制作方法で作られたもので、台湾唯一のポテヒ絵師の黃海岱氏が一月半かけて丁寧に手描きした特注品。ミニ舞台では、大人も子どもも本物の人形を手に取って、写真を撮ることができるとあって、館内一のFBチェックインポイントとなっています。また、グッズエリアでは、各キャラクターのアイテムを販売。お気に入りがあれば、旅の記念にぜひ。
ホテルオリジナルのお土産は、ポテヒモチーフのパッケージも魅力。

ホテルオリジナルのお土産は、ポテヒモチーフのパッケージも魅力。


CEOの周子芸氏は、客室にも置かれているご当地商品を強力推薦。そのひとつ「春秋好茶」は、厳選した春茶と冬茶のなかから、形の整った一枚葉だけを選んで作ったウーロン茶。茶葉がしっかり開いて香りが立つよう、三角ティーバッグを採用しています。「古坑好咖啡」は、古坑地区の小規模農家との契約栽培による生豆を100%使用したコーヒー。添加物、香料、防腐剤不使用の安心品質です。また、カシューナッツは、コーヒー豆の焙煎機を使って低温でローストし、無塩&ノンオイルで仕上げたヘルシーな一品。いずれも、お土産に最適な地産品です。 気になる客室は、人形劇のキャラクター別に全6タイプ。

気になる客室は、人形劇のキャラクター別に全6タイプ。


ポテヒの要素は、もちろん客室内にも。各部屋は、ポテヒの演者がモチーフとなっていて、生(男性キャラ)、旦(女性キャラ)、淨(武将)、末(男性の老人)、丑(三枚目キャラ)、雑(その他動物など)の6タイプ。このうち雑タイプは、台湾では珍しいシングルルーム仕様。モチーフの使われ方はさまざまで、インテリアもそれぞれ特色があるので、HPでじっくりチェックするのがオススメです。また、バスルームのアメニティは、台湾ブランド「茶籽堂」を採用。自家農園で栽培した希少な苦茶の洗浄成分を活かしたシリーズで、しっとりした洗い上がりと自然な香りが好評です。

思い切り羽を伸ばすなら、虎尾地区の夜景が望める10階のパー「Moon Lounge月廊天台酒吧」へ。この地区きってのロマンチックなスポットで、カラーチェンジする大小の円形ライトの灯りのもと、店長特製の果汁カクテルをはじめ、ビールやおつまみを楽しめます。セミオープンのテラス席は、ブルーの妖艶な照明が印象的。夏場も涼しい風が吹き抜け、快適なひとときが過ごせます。
こちらも超個性的!メルヘンを前面に打ち出したレストラン。

こちらも超個性的!メルヘンを前面に打ち出したレストラン。


滞在中の食事は、ホテル1階にある「SunnyQ 陽光公主餐廳」で。ゲストなら、朝食が無料でいただけます。レストランに一歩中に入れば、そこに広がっているのはメルヘンの世界。愛らしい動物モチーフの椅子、童話のようなレトロな内装は、台湾の有名なイラストレーター・It’Smartとのコラボレーションによるもの。キュートな猫やウサギのイラストは、不思議の国のアリスを彷彿とさせる世界観。また、レトロ調の赤い長椅子は、インフルエンサーが好んで自撮りするスポットになっているそう。
メニューは目移りするほど豊富で、ブランチ、ランチとディナータイムには、ステーキセット、パスタ、リゾット、ピザ、さらには火鍋までいただけます。
また、ブランチでは、ヘルシーなお粥やハンバーガーが好評。ハンバーガーの一番人気は、ダブルチーズチキンバーガー。ギュッと弾力のあるデニッシュのバンズに、サクサクの衣をまとったチキン、チーズ、キュウリ、トマト、レタスをサンド。付け合わせには、スクランブルエッグ、ポテトサラダ、新鮮な野菜とスープがつき、栄養バランスも満足度も申し分なし。
自家製のタレに1日漬け込んで炭火で焼いた、雲林の特選ポークチョップは、数量限定。こちらも必食です。
マストバイ!雲林十大土産のさつまいもスイーツ。

マストバイ!雲林十大土産のさつまいもスイーツ。


周CEOは、虎尾地区の発展のため、周辺スポットの紹介にも意欲的です。オススメのひとつ「虎珍堂」は、さつまいもケーキの人気店。店主の林進誠さんと李淑屏さんは、ともに地元出身で、台湾一の美味しさといわれる雲林水林鄉産のさつまいもの魅力を活かすべく、スイーツ専門的をオープン。看板メニューのさつまいもケーキを筆頭に、パンナコッタ、紫いもケーキ、卵黄入り饅頭、蜜いものブリュレなど、迷うこと必至のラインナップです。また、散策のお供として人気なのが、小倉あんとパンナコッタをくるんだどら焼き「虎月燒」。新作の抹茶味が話題です。 沉香が醸し出す雅な香りに酔い、緑あふれる庭園でひと息。

沉香が醸し出す雅な香りに酔い、緑あふれる庭園でひと息。


周CEOオススメの観光スポットは「澄霖沉香味道森林館」。沉香(アガーウッド)という香木の景観区にあるテーマ館で、ほのかな沉香の香りが漂う館内をめぐると、心身がリラックスすること請け合いです。伽羅と呼ばれるお香の原料である沉香について学べるほか、希少な天然沉香の精油、ソープ類、健康食品の販売コーナーもあって、ここでもお土産がゲットできます。

館外の景観区は、台湾版の兼六園ともいわれる日本風の庭園。80種類以上の樹木をぬうように池が配され、ライトアップされた様子はとても幻想的。虎尾を訪れたら、必ず立ち寄りたいスポットです。

おわりに


「虎尾春秋」のリノベーションは、台湾の伝統文化であるポテヒのみならず、雲林のリソースの継続と発展を促し、より多くの人々に虎尾の魅力を伝えているようです。物語性あるこの地の魅力に触れる旅は「台灣虎尾春秋 文創設計旅店」への滞在なくしては語れません。虎尾探索の際は、お部屋の確保から!

◆台灣虎尾春秋 文創設計旅店(Huwei Hotel)
住所:雲林縣虎尾鎮信義路69號
電話:+886-5-6360-618

◆SunnyQ 陽光公主餐廳
住所:雲林縣虎尾鎮信義路69號
電話:+886-5-6360-298

◆虎珍堂地瓜糕點專賣
本鋪門市
住所:雲林縣虎尾鎮自強街147號
電話:+886-5-6328-835
菓寮門市
住所:雲林縣虎尾鎮中山路13號
電話:+886-5-6323-639

◆澄霖沉香味道森林館
住所:雲林縣虎尾鎮惠來75-6號
電話:+886-5-6225-757
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