はじめに

旅は、朝の時間が充実しているとその日1日を気分良くすごせるもの。今回は、早朝に歩く楽しみがある全国のレトロな街並み4選をご紹介します。昼間は活気がある街も、多くの人が活動を開始していない朝は、また違う趣を感じられます。特に秋から冬の朝は空気が澄み、街には特別な時間が流れているのを感じられるはず。歴史を感じるレトロな街並みに旅情を感じながら、朝だからこそ体験できる、その土地ならではのお楽しみを体験してみてはいかがでしょうか。

Text:ART&旭 「小江戸は川越ばかりなり」と言われた街並みを朝散歩(埼玉・川越)

「小江戸は川越ばかりなり」と言われた街並みを朝散歩(埼玉・川越)

町の中心地には現在も白壁の蔵屋敷が立ち並び、往時をしのばせる街、川越。特に朝の時間はこのレトロな空間を静かに楽しみたい人にはピッタリです。 通りから1本入った路地にあるのが町のシンボル「時の鐘」。1日4回鐘を鳴らすのですが、おすすめは早朝の午前6時。街並みに時代を感じる鐘の音が響くと、小江戸の街が目を覚ます清々しさを感じます。

◆一番街の蔵造りの町並み
住所:埼玉県川越市仲町
アクセス:JR・東武川越駅から徒歩約20分、西武本川越駅から徒歩約10分
(駅から仲町交差点付近まで)


◆時の鐘
住所:埼玉県川越市幸町15-7
アクセス:JR・東武川越駅から徒歩約25分、西武本川越駅から徒歩約15分

問い合わせ先:小江戸川越観光協会
電話:049-227-8233
また、少し散歩の足を伸ばすなら川越氷川神社へ。朝に無料で配布が行われる1日限定20体の“縁結び玉”は良縁に恵まれるとして人気があります。ぜひ早起きして手に入れましょう。 ◆川越氷川神社
住所:埼玉県川越市宮下町2-11-3
電話:049-224-0589
拝観時間:閉門等がないため基本的に参拝自由
※社務所は8:00~18:00 北の商都でいただく贅沢朝ごはん(北海道・小樽)

北の商都でいただく贅沢朝ごはん(北海道・小樽)

明治以降、北海道の玄関口となり「北のウォール街」とも呼ばれる発展を遂げた小樽。市街地に残る重厚な石積みの建物群は、現在も小樽の歴史の語り部となっています。 この歴史的な建物が並ぶ通りの風景を静かに楽しみたいなら早朝がおすすめ。かつてヤン衆(ニシン漁などに従事していた男性たち)の声で賑わった運河周辺では、朝の静けさの中にも当時の面影を感じます。

◆小樽運河
住所:北海道小樽市港町
アクセス:JR小樽駅から徒歩約10分(小樽市総合博物館運河館まで)

問い合わせ先:一般社団法人 小樽観光協会
電話:0134-33-2510 ▲写真は小樽三角市場


朝の散歩でお腹が減ったら、おすすめは朝市での朝食。街の中心地を囲むように位置する6つの市場のうち、「小樽三角市場」と「鱗友朝市」の2つの市場では新鮮な海鮮を朝から楽しむことができます。市場で買ったばかりの海鮮をその場で調理してもらえるお店もあるので、オリジナル丼を楽しんでみては? ▲写真は小樽三角市場の海鮮丼


◆鱗友朝市
住所:北海道小樽市色内3-10-15
営業時間:4:00~14:00
定休日:日曜日、1月1~10日

◆小樽三角市場
住所:北海道小樽市稲穂3-10-16
営業時間:6:00~17:00(食事処は7:00~17:00)
定休日:無休

地元の人々と触れ合える朝市散策(岐阜・飛騨高山)

地元の人々と触れ合える朝市散策(岐阜・飛騨高山)

江戸から明治時代にかけての古い町並が残る飛騨高山。日中は観光客で賑わうこのエリアも、朝はゆっくりとした時間が流れます。出格子が続く軒下に用水路が流れ、造り酒屋には杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がるなど、まるで昔にタイプスリップしたかのような光景を独り占めできる時間帯かもしれません。 ▲写真は雪に映える冬の中橋


◆古い町並(三町地区)
住所:岐阜県高山市上一之町〜上三之町
アクセス:JR高山駅から徒歩約10分

問い合わせ先:高山市観光課
電話:0577-32-3333


また、宮川沿いと高山陣屋前の2箇所で開催されている「朝市」は散策がてら立ち寄りたいスポット。季節によっては新鮮な採れたて野菜や民芸品などのお店が並びます。
▲高山陣屋の門前


朝市を歩けば、地元の方々と触れ合う機会もありそうです。少し早起きして訪れてみてはいかがでしょうか。 ▲宮川朝市の様子
◆宮川朝市
開催時間:7:00~12:00(12月~3月は8:00~12:00)毎日開催
場所:岐阜県高山市下三之町

◆陣屋前朝市
開催時間:7:00~12:00(1月~3月は8:00~12:00)毎日開催
場所:岐阜県高山市八軒町1-5 フォトジェニックな早朝の清水寺を訪ねる(京都・東山)

フォトジェニックな早朝の清水寺を訪ねる(京都・東山)

世界中から観光客が集まる京都、清水寺。いつ訪れても混雑している人気観光地ですが、早朝はゆっくりと見て回れるおすすめの時間帯です。 まずは清水寺へと続く参道を散策。古い街並みと石畳の道が続く光景は、まさに私たちがイメージする“京都”の趣を十分に感じさせてくれます。 普段は多くの人が行き来するこの道も朝はガラガラ。京都らしい風景を思う存分写真に収めてみるのはいかがでしょうか。

参道の先の清水寺は、朝6時に開門されます。 開門直後は清々しい朝の気配を感じられる贅沢な時間が味わえます。季節によっては徐々に明るくなる京都市街を眺めることもできるので、古都の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
※2020年12月中頃まで本堂舞台の工事が行われています。


◆清水寺
住所:京都府京都市東山区清水1-294
アクセス:京阪清水五条駅から徒歩約20分
電話:075-551-1234
拝観時間:6:00~18:00(季節により変動あり)
拝観料:大人400円、高・中学生200円

おわりに

早朝に歩く楽しみが待つ、レトロな街並み4選をご紹介しました。朝ならではの綺麗な空気を胸いっぱい吸い込んで、静かな気持ちで街を歩けば「早起きは三文のお得」以上のものを感じていただけるかもしれません。

情報提供元:旅色プラス
記事名:「早起きしたくなる、朝だけの楽しみが待つレトロな街並み4選