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「トヨオカ カバン アルチザン アベニュー」林健太さんに聞く“鞄のまち”兵庫県豊岡市の魅力




はじめに


兵庫県豊岡市は“鞄のまち”だって知っていますか?実は、国産の鞄の7割が、豊岡市で生産されているんです。カバンの自販機、カバンストリート、鞄の神社など、鞄は産業面だけでなく、豊岡市を語るうえで欠かせない要素となっています。
鞄を核とする豊岡市の魅力を、鞄に特化した拠点施設「トヨオカカバンアルチザンアベニュー(Toyooka KABAN Artisan Avenue)」のマネージャー・林健太さんに伺いました。

豊岡市は国内最大の鞄の生産地

豊岡市は国内最大の鞄の生産地


「豊岡市は国産鞄の7割を生産しています。日本製と書かれていたら、みなさんが持っている鞄も豊岡鞄かもしれませんよ」と林さん。

豊岡鞄の歴史は神話の時代までさかのぼります。但馬を開いたと言われる新羅の国の王子・天日槍命(あめのひぼこのみこと)が柳編みの技術を伝えたところがはじまりとされ、その柳細工の技術伝承については、712年に編纂された古事記に残っているとのこと。また、奈良時代につくられた柳筥(かご)は、正倉院に上納されています。

江戸時代には柳細工で作ったカゴ、柳行李(やなぎこうり)が広まり、1881年にルイ・ヴィトンを模して3本革バンド締めの「行李鞄」がつくられたのが「豊岡鞄」のスタートです。その後さまざまに形を変えながら、国産の鞄の多くを占めるまでになったのだそう。神話の時代から考えると、「豊岡鞄」の背景には1000年以上の歴史が存在しているのです。

地域ブランド「豊岡鞄」へのこだわり

地域ブランド「豊岡鞄」へのこだわり


「鞄と財布は似ているように思えますが、材料は同じでも、和食とフレンチくらい作り方が違います。財布は“貼る”、鞄は“縫う”。そこに職人の技術が必要なんです」と林さん。

こうした高い職人の技術で作られた鞄の品質の良さをPRするため、2005年に地域ブランド確立に向けて動きがスタート。2006年に「豊岡鞄」が商標登録されました。

「地域ブランドというと、『青森リンゴ』のような食品が主でした。産業での地域ブランドはいままでなかった。『豊岡鞄』が初の地域ブランドです」
鞄に特化した拠点施設「トヨオカカバンアルチザンアベニュー

鞄に特化した拠点施設「トヨオカカバンアルチザンアベニュー


豊岡市のカバンストリートには、ショップはもちろん、鞄のクリーニング店、修理店など鞄関連の店が20近く軒を連ねています。また、「産地として生き残っていくために魅力的なものづくりで人を集めたい」と語る林さんの活動のひとつとして、鞄職人の養成学校も存在します。

「トヨオカカバンアルチザンアベニュー」3階にある「トヨオカカバンアルチザンスクール」は、豊岡鞄教会協力の下、豊岡まちづくり株式会社が運営する鞄職人のスクール。毎年全国各地から鞄職人を目指す10人の若者が入学し、近辺にアパートを借り、朝から晩まで鞄作りを学んでいます。

山梨から来たという生徒のひとりは、「ものづくりがしたいと考えていたときに、テレビで見た豊岡鞄に魅かれ、スクールへの入学を希望したといいます。
「授業の内容は厳しいです。ほんの少し縫い目が曲がっただけでも、やりなおし。だからこそ、確実に技術が身に付く感覚があります」と真剣なまなざしで答えてくれました。

「皆確実な技術を身につけ、全国の鞄メーカーなどに就職し、新製品をつくって、今度は豊岡で販売する。たくさんの人が集まり、色んな血が入る。個々ではなく、みんなで商品開発するからどんどん面白くなると思うんです」と林さんは言います。

豊岡出身ではなく、意外にも元々鞄には興味がなかったという林さんは、建築やデザインの仕事を入り口に町づくりに関心を持ったそう。鞄のまち豊岡市の産業はその活動にぴったりのステージでした。“ものづくりで地域を元気にする”、そんな鞄を核とした地域の活性化は確実に形になっています。

◆トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー
住所:兵庫県豊岡市中央町18-10
電話番号:0796-22-1709

鞄で地域活性化を目指す




トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー公式HP


鞄のまち豊岡ならではのスポット

鞄のまち豊岡ならではのスポット


鞄のまち豊岡を知らしめるひとつが、小田井神社の境内にある鞄の神社「柳宮神社」です。毎年夏に開催される但馬三大まつりのひとつ「柳まつり」では、鞄の職人だけが神輿をかつぐことができます。祭りのフィナーレを飾る花火大会では、柳の形の尺玉が登場したり、かばんノミの市が開かれたりするのも、鞄のまちならでは。こうした大々的なお祭りに鞄職人が主役になることからも、地域に鞄が根づいているのがわかります。



ほかにも、豊岡の街のいたるところに鞄モチーフが。「カバンストリート」に置かれた鞄の自販機に加え、2009年12月からは鞄ラッピングの公用車も豊岡市内を走っています。

まとめ


カバンストリートなら、各店舗に設置されているカバンストリートマップを片手に、鞄めぐりができます。町をあげて地域ブランド「豊岡鞄」を盛り上げている豊岡までは大阪から約2時間半。近隣には関西屈指の名湯・城崎温泉もありますので、ぜひ足を運んでみてください。

カバンストリート 公式HP




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