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大阪と長野のホテル運営会社2社が経営破綻 新型コロナウイルス感染症による影響


帝国データバンクと東京商工リサーチによると、大阪国際交流センターホテルの運営を行う関西スターリゾート株式会社(大阪)と長野県木曽町のホテル木曽温泉の指定管理業者にあたる合同会社おやど(長野)が相次いで事業を停止したことが明らかになった。


関西スターリゾート株式会社は、2019 年(令和元年)11 月に設立したホテル運営業者。近鉄大阪上本町駅から徒歩7分に立地する大阪国際交流センターホテルの運営を 2019 年 12 月より、別の運営会社から受託していた。


大阪市が所有する大阪国際交流センターホテルは客室 50 室で、100 人を収容できるレストランを有し、併設する同センターへのデリバリー業務等も実施。


宿泊客は併設するコンベンション施設である大阪国際交流センターの利用客や出張客などの日本人が6割で、観光などの外国人が4割となっていた。2019 年 12 月からホテル運営を引き継ぎ、2020 年 10 月期には年収入高約 2 億円を見込んでいた。


しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により外国人旅行客が著しく減少。さらに、併設する同センターでは、2 月 19 日付で大阪市からの要請により、感染拡大の防止対応としてイベントの中止・延期を決定したため日本人客も激減し、客室の稼働率は通常の1割にまで落ち込んでいたという。


この影響で、固定費が嵩んだことで資金繰りも悪化。新型コロナウイルスの収束が見えず先行きの見通しが立たないことから事業継続を断念し、今回の事態となった。 大阪国際交流センターホテルは別の運営会社のもとで現在も営業している。


合同会社おやどは、 長野県木曽町のホテル「ホテル木曽温泉」の指定管理業者。御嶽山の登山口に立地し、宿泊のほか日帰り入浴なども提供。2013 年 3 月期には売上高約 7100 万円を計上していた。


しかし、2014 年 9 月に御嶽山が噴火し利用客が減少したことで、2019 年 3 月期の売上高は約 4000 万円まで落ち込んでいた。入山規制はその後緩和され利用客の回復が期待されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響により利用客の減少が加速。事態の収束が見えず見通しが立たないことから、事業継続を断念した。


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