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インターコンチネンタルホテル、IoTでホテル客室を「スマートルーム化」した IHG Studio をローンチ




インターコンチネンタルホテル、IoTでホテル客室を「スマートルーム化」した IHG Studio をローンチ

ホテルチェーン大手の英インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)はこのほど、宿泊客が自身のスマートフォンを利用して客室内のさまざまなサービスを利用可能にする「IHG Studio(IHGスタジオ)」をローンチしたことを明らかにした。


IHG Studio は、宿泊客が自身のスマートデバイスを利用してテレビ画面で動画コンテンツをストリーミング配信したり、IHG Rewards Club(IHGリワードクラブ)アプリからテレビリモコンを操作することを可能にするサービス。宿泊客はレイトチェックアウトの手配や宿泊代金の確認、各種ルームサービスの注文なども IHG Studio で完結できる。


さらに、米国の一部ホテルで試験的に導入しているポイント支払いサービス「Pay with Points(ペイ・ウィズ・ポインツ)」と連携しており、IHGリワードクラブ会員はポイントを使って飲食代、部屋代、その他のサービスを支払うこともできる。


IHG Studio は現在、米国内の約 40 ホテルで利用でき、2019 年末までにイギリス、中華圏、カナダ、ラテンアメリカを含む地域に拡大される予定。IHG は、同様のサービスが今後数年間で全世界のブランドのスタンダードになるとみている。


IHG のグローバルホテル&オーナーソリューション担当のシニア VPの Jeff Edwards(ジェフ・エドワーズ)氏は「ゲストは単にインターネット環境が整備されている客室以上のものを求めており、自身のモバイル端末からお気に入りのコンテンツをストリーミングしたり、滞在体験をカスタマイズしたりしたいと考えている。IHG Studio は、宿泊体験を刷新する1つの方法だ」と語った。


また、ホテルオーナーに対するメリットとして「IHG Studio はメンテナンスが少なく、簡単にセットアップできるシステムで、運用コストも削減できる」と述べ、宿泊客に包括的な室内エンターテインメント体験を提供することで、「宿泊客の満足度やロイヤルティを向上できる」と述べた。


IHG 報道発表資料より


 


ホテル客室をスマートルーム化する動きは徐々に加速


自身のスマートフォンなどのデバイスを利用し、室内の電化製品を制御できるサービスは、IoT(Internet of Things)のテクノロジーとしてホテル業界に限らず、自動車業界や不動産業界など多様な業界で注目されつつある。


この動きは、ホテル業界も例外ではなく、すでに大手ホテルチェーンから小規模宿泊施設に至るまで、様々な宿泊施設でホテル客室をスマートルーム化する動きが徐々に加速している。


世界大手ホテルチェーンの Hilton(ヒルトン)は、IHG Studio 同様にモバイル端末から客室内の電化製品を操作できる「Connected Room(コネクテッド・ルーム)」を展開。


また Hilton Honors(ヒルトン・オナーズ)のスマートフォンアプリを利用すると、事前チェックインを行うことができるほか、客室も宿泊客自身が選ぶことができるサービスを一部で展開している。


《関連記事》ヒルトン、好きな客室を自分のアプリから選べるように ヒルトンが推し進める「ホテルの未来」とは


Hilton Honors(ヒルトン・オナーズ)


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