スポーツドライビングにはMTやDCTが最適。それも間違いではないけれど、実際にドライビングする車両のほとんどはオートマチックトランスミッション車が多いのも事実。最近では国内外で高性能の8速や10速ATが採用されるなど確実にスポーツATの需要が増えている。スポーツATの意外な盲点となっているのがフルードだ。
スポーツATの意外な盲点となっているのがフルードだ。交換をするとトラブルが発生して変速しないとか、ギクシャクするなんて話がまるで都市伝説のように巷に広まっている。実際にメーカーでも交換不要なんて言っているみたいだけど、それは真っ赤なウソ!?
古い手法のフルード交換では抜いた分だけ足し、しばらく走行してからまた抜いた分だけ交換し新旧のフルードが混ざった状態のまま。これでは金属片や湿式クラッチのスラッジが取り切れずバルブボディの通路を狭めたり、ソレノイドの動きを悪化させることもあった。交換方法が確立していないことがATフルード交換不要の都市伝説を生んだといってもいい。