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アメ車=デカいは昔の話! キャデラック初のコンパクトSUVはトヨタRAV4並みのサイズで登場【キャデラックXT4】


アメリカ大統領も愛用するラグジュアリーブランドといえばキャデラック。そのキャデラックが初めて世に送り出すコンパクトSUV、XT4である。サイズはトヨタRAV4とほとんど同じで、街中でも臆することなく走ることができる身近なキャデラックの登場だ。

全長4605mm、全幅1875mmと手頃なサイズでビル街を存分に駆け回れる

永遠のロックンローラー、永ちゃんこと矢沢永吉の名著『成り上がり(1978年刊)』。その本の中で、永ちゃんが成功の証として挙げたのがキャデラックだった。「レコードが売れればキャデラックにも乗れる、大邸宅も買える」と、ソロになって3年目、スターダムにのし上がろうとしていた永ちゃんはギラギラと野望を語っていた。




成り上がることもなく、平々凡々な人生を送っている私にとって、キャデラックは別次元の存在だった。しかし、時代は変わった。永ちゃんは「やっちゃえNISSAN」のCMに出演した。そしてキャデラックの主力は今やSUVで、ユーザー層の拡大&若返りを図るために初のコンパクトSUV「XT4」を世に送り出した。

ブランドでもっともコンパクトなSUVがキャデラックXT4だ。

ボディサイズはトヨタRAV4とほとんど同じ。日本の街中でも扱いやすい。

2021年1月から日本でも発売が始まったXT4のボディサイズは全長4605mm、全幅1875mm。トヨタRAV4が全長4600mm、全幅1855mmなので、ほとんど同じ大きさだ。全高はというと、RAV4が1690mmなのに対して、XT4は1625mmと65mmも低い。「アメ車=デカイ」というイメージは、XT4には当てはまらない。これならロックンローラーじゃないサラリーマンでも乗れそうだ。私はXT4を目の前にして、ちょっぴりと親近感が湧いてきたのを感じた。

XT4は左ハンドルのみ。センターには8インチのタッチディスプレイを配置。車載ナビは通信機能を備えており、最新の地図を常にストリーミングしてくれる。

シートの表皮はレザーで、身体をほんわかと包み込んでくれる。前席にはヒーター、ベンチレーション、さらにマッサージ機能付き。
後席の座り心地も上々。足元・頭上スペースともに余裕がある。
テールゲートは電動式で、足の出し入れでも開閉できるハンズフリー機能付き。
ラゲッジの容量は637L、後席を前倒しすると1385Lまで拡大できる。

XT4のエンジンは2.0L直列4気筒ターボで、最高出力230ps/5000rpm、最大トルク350Nm/1500-4000rpmを発生する。クルージング時などでは4気筒のうち2気筒を休止して燃費を向上させる仕掛けも盛り込まれているあたりが現代流だ。




実際にXT4で走り出してみると、ニューバランスの900番台を履いているような軽快さが好印象。9速ATはシャキシャキと変速し、軽々と吹け上がるエンジンの良さを引き出している。ボディサイズも手頃で、試乗会場である東京の日本橋周辺のビル街の間を縫うように走り回ることができた。

最高出力230ps/5000rpm、最大トルク350Nm/1500-4000rpmを発生する2.0L直4ターボ。

トランスミッションは9速AT。スタリングのスイッチでマニュアルシフト操作も可能。

XT4の駆動方式は4WDだが、トランスミッションの直後にはクラッチが設けられており、ドライブモードで「ツーリング」を選択すると、後方への駆動力を切り離してFFで走行する。ドライブモードを「スポーツ」に切り替えると、4WD(トルク配分は前20:後80)となるだけでなく、スロットルやシフトのプログラムも変更される。




今回は街中での試乗だったため、ほとんどの時間を「ツーリング」で走行した。たまに「スポーツ」に切り替えると確かに勇ましさは増すものの、その分荒々しさも増すように感じられたため、「ツーリング」の方が個人的には好みだった。




試乗車である「プラチナム」はコンベンショナルなダンパーを採用(「スポーツ」グレードは減衰力可変ダンパー付き)していたが、街中での乗り心地に不満を感じることはなかった。20インチという大径ホイールを履いているとは思えないほどだ。

ドライブモードは「ツーリング」「スポーツ」のほか、「AWD」と「オフロード」を選択が可能。「AWD」と「オフロード」では前後のトルク配分が50:50の4WDとなる。

快適装備や安全装備も充実している。スマホのワイヤレスチャージャーや前席マッサージ機能、歩行者対応のエマージェンシーブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどなど、必要なものは一通り揃っていると言っていい。




さらにXT4にはBOSEのアクティブノイズキャンセレーション技術も盛り込まれている。最近のイヤフォンではノイズキャンセルが当たり前だが、クルマにも搭載されているとは驚いた。実際、街中で走っていても周囲の雑踏の音量が普通のクルマよりは小さいような気がした。それが元々のクルマの資質なのか、ノイズキャンセルのおかげなのかはわからなかったが、XT4が静粛性に優れたクルマなのは間違いない。

「プラチナム」グレードには電動サンルーフが標準。開口部が大きく、開放感は高い。

センターコンソールの小物入れ内にはスマホのワイヤレス充電トレーが備わる。

Boseサラウンドサウンド13スピーカーシステムはノイズキャンセル機能付き。

この後、兄貴分のXT5にもチョイ乗りしたのだが、サイズ(全長4825mm、全幅1915mm)や価格(785万円)だけでなく、乗り味もかなり重厚な雰囲気。XT4がスニーカーならば、XT5はワークブーツ…それくらいの違いがあるように感じられた。

こちらがXT5。デザインはXT4と似ているが、サイズは一回り大きい。現在、キャデラックの最量販車種となっている。

XT4で気になることといえば、やはり左ハンドル仕様しかないということだろうか。「ディーラーで左ハンドルなのがネックで購入を迷っているお客さんには何と言って説得するのですか?」とゼネラルモーターズ・ジャパンに聞いてみると、「XT4を購入しようと思っておられる方は、そこで迷いません。気に入ったら、左ハンドルでも購入されますから」とのこと。いったんXT4に惚れてしまえば、ハンドル位置なんて気にならないようだ。

デザインとブランドで指名買いされることが多いXT4。

では、XT4のユーザーはどこに引かれて購入を決めたのかというと、その多くは「デザイン」とキャデラックという「ブランド」だという。確かに、今や世の中にSUVは溢れかえっているが、L字型に伸びる前後のLEDライトをはじめとするXT4のエッジが効いたデザインは独自性を放っている。また、大変失礼ながら、販売台数が少ないから他人とかぶってしまうということもない(この日、東京駅周辺を走っていて何台のメルセデスGクラスとすれ違っただろうか…)。RAV4は知らない田舎のおじいちゃんも、「キャデラックを買った」と言えば、きっとビックリしてもらえることだろう。




XT4の価格は570〜670万円と、キャデラックとしてはリーズナブル。それでも、インパネのウッドパネルには本物の杢目材をおごったり、メタル部にも本物の金属を用いるなど、サイズは小さくてもキャデラックの矜持は貫かれている。




今から永ちゃんみたいにはなれないけど、頑張ればキャデラックには手が届くかもしれない。XT4に乗った後は、「明日からまたコツコツ頑張ろう」という気になったのだった。

キャデラックXT4 プラチナム 諸元表




■ボディサイズ


全長×全幅×全高:4605×1875×1625mm


ホイールベース:2775mm


車両重量:1780kg


乗車定員:5名


最小回転半径:-m


燃料タンク容量:61L(無鉛プレミアム)




■エンジン


形式:水冷直列4気筒DOHCターボ


排気量:1997cc


ボア×ストローク:83.0×92.3mm


圧縮比:-


最高出力:169kW(230ps)/5000rpm


最大トルク:350Nm/1500-4000rpm


燃料供給方式:電子式燃料噴射(筒内直接噴射)




■駆動系


トランスミッション:9速AT




■シャシー系


サスペンション形式:Fマクファーソンストラット・Rマルチリンク


ブレーキ:Fディスク・Rディスク


タイヤサイズ:245/45R20




■価格


670万円
こちらは1月に発売が開始されたキャデラックのミドルサルーン、CT5。メルセデス・ベンツEクラスやBMW 5シリーズが同クラスとなる。

CT5は2.0Lターボを搭載し、FR(560万円)と4WD(620万円)の2モデルを用意。今回のチョイ乗りでは、快適な乗り心地と気持ち良いエンジン音が印象に残った。

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