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【プロが選ぶ最強のお買い得車|テスラ・モデル3】最大150万円の値下げ! 常識やぶりの黒船に乗るなら今だ!?


メカニズムから環境、福祉車両まで幅広く網羅し、これまで29冊の著書を上梓した御堀直嗣さんが選んだ「最強のお買い得車」は、スズキ・ジムニー、日産リーフ、テスラ・モデル3。特にモデル3はこの2月の価格改定で大幅な値下げを行った。434万円のエントリーグレードでも航続距離448kmを実現しているのだから驚きだ。




TEXT●御堀直嗣(MIHORI Naotsugu)

1台目:スズキ・ジムニー|148万5000円-187万5500円

軽自動車の価格で、本格的4輪駆動の性能を得られるスズキ・ジムニーは、そうした志向を持つ人にとって買い得だろう。ジムニーは、軽自動車であることによる税制のない他の国々でも、底堅い人気を保持しているという。世界各地には、道なきところで、なおかつ他の4輪駆動車では分け入ることのできない地形があり、そこでジムニーが活躍するという話も耳にする。国内専用車ではなく、世界で活躍できる4輪駆動車という誇りももたせてくれる一台ではないか。また街乗りをするにしても、個性豊かで目立つクルマといえる。

日本のみならず、海外でも愛されているスズキ・ジムニー。このクルマでなくては走破できない道が世界には確かにある。

現行型でもラダーフレームや前後リジッドアクスルサスペンションを堅持するジムニー。現代の基準に適した快適性を実現しつつ、悪路走破性も犠牲にしていないのはお見事だ。

2台目:日産リーフ|332万6400円-499万8400円

日産リーフは、バッテリー容量に二つの選択肢があり、走行距離の違いを同じ車種で選べるEVはまだそう多くない。自分の使い勝手と予算に合わせた選択ができる。




しかしそれだけが今回の買い得の理由ではない。実は、クルマそのものとは別に、国内の補助金制度の活用により、ヴィークル・トゥ・ホーム(VtoH)という自宅への給電設備や、太陽光発電の導入をEV購入と同時に行うと、新車購入段階で大幅な値引きといえるような補助金額になるのである。これによって、太陽光発電の導入と合わせると約73~80万円、VtoHと組み合わせるとe+という62kWhの長い航続距離のリーフでは約97万円近い値引き換算になる。




もちろん、太陽光発電やVtoHの設備本体及び設置費用は掛かる。だが、単にEVを排出ガスゼロの移動手段だけでなく、その電力を排ガスゼロの太陽光発電で充電したいとか、日常のみならず災害時の停電にVtoHで備えたいと考える人にとって、いまが絶好の機会といえるのではないか。

航続距離322kmの40kWh車は332万6400円から、航続距離458kmの62kWh車は441万1000円からとなる日産リーフ。

バッテリーを走ることだけでなく、家庭へ給電したり、余った電力を蓄えたりすることができる日産リーフのVtoH機能。ちなみにテスラにはVtoH機能は備わっていない。

3台目:テスラ・モデル3|434万円-717万3000円

テスラ・モデル3は、この春に80~150万円以上の値引きが行われた。そして、もっとも廉価なスタンダードレンジプラスが500万円を切る429万円で買えるようになったのだ(編注:現在は434万円に改訂された模様)。




理由は、テスラが進める世界規模でのギガファクトリーというリチウムイオンバッテリー工場が中国の上海にでき、これが稼働したことで輸送費が削減され、大幅値引きにつながったとのことだ。また上海のギガファクトリーは、モデル3専用のバッテリー生産拠点であり、品質も向上しているという。逆に、上海から遠距離輸送しなければならない米国では値上げになったそうだ。




モデル3は、テスラのなかでも普及のための小型車種だが、モデルSやモデルXより後から開発されたこともあり、装備や機能はいっそう前進している。購入後の保守管理でもこれまでと違った手法をとるテスラに一度乗ってみたいというなら、これも絶好の機会だ。

最廉価の「スタンダードレンジ プラス」は航続距離448kmで434万円。ちなみにマツダMX-30 EVが航続距離256kmで451万円なのを考えると、単純比較はできないとはいえ、モデル3の価格が強烈なインパクトを伴っていることがよくわかる。

ディスプレイを中央に配置したほかは、物理スイッチを極限まで排除したインテリア。こうした斬新なデザインも、テスラが注目を集める所以だ。

『プロが選ぶ最強のお買い得車』は毎日更新です!




予算に限りがある庶民にとって、車選びの際にこだわりたい要素が「コストパフォーマンス」。つまり、その車がお買い得かどうか、ということ。ただ安ければいいというわけではありません。ポイントは「値段と性能が釣り合っているか」。だから、価格が安い軽自動車だからコスパがいいとは限りませんし、1000万円以上のスーパーカーだってその価格に見合う機能や魅力があればお買い得と言えます。




というわけで、自動車評論家・業界関係者といった「クルマのプロ」たちに、コストパフォーマンスが高い「お買い得」な新車を3台ずつ、毎日選んでいただきます。明日の更新もお楽しみに。
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