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クロスツーリスモ? ポルシェ・タイカンにクロスユーティリティビークス(CUV)登場!1200ℓの荷室と余裕の居住性を持つスーパーEV


ポルシェは3月4日(欧州現地時間)、タイカン・クロスツーリスモ(Taycan Cross Turismo)を世界初公開した。早速詳細を見ていこう。


TEXT◎世良耕太(SERA Kota) PHOTO◎PORSCHE

タイカン・ターボ・クロスツーリスモの航続距離:395-452kmkm 電力消費率:25.9-22.6kWh/100km(WLTP)

ポルシェ初の電気自動車であるタイカンはスポーツサルーンの位置づけだが、タイカン・クロスツーリスモはタイカンと同等のオンロード性能にオフロード性能をプラスしたクロスユーティリティビークル(CUV)にカテゴライズされる。フロントとリヤに高出力のモーターを搭載し、それらを800Vの高電圧システムで駆動するのはタイカンと同じ。クロスツーリスモの後席はタイカンよりも36mmヘッドスペースに余裕があり、1200ℓの大きな荷室容量を備える。オールラウンドでの活躍が期待できそうだ。

これが2018年のジュネーブ国際モーターショーに出展されたコンセプトスタディ、ミッションEクロスツーリスモ。

タイカン・クロスツーリスモのエクステリアは、2018年のジュネーブ国際モーターショーに出展されたコンセプトスタディ、ミッションEクロスツーリスモをベースにしている。「フライライン」と呼ぶ、911にも共通するルーフからリヤにかけて流れ落ちる特徴的なラインを維持しながら、後席乗員のヘッドルームと荷室容量を確保することに成功した。ホイールアーチトリムや、前後バンパーのコーナー部とサイドシルに装着したエプロンは、石はねからの保護という実用的な役割に加え、オフロード感の演出に貢献している。

タイカン

タイカン・クロスツーリスモ

タイカン

タイカン・クロスツーリスモ

3チャンバーのエアサスペンションを標準装備するのはタイカンと同じ。クロスツーリスモ独自の機能は、オフロードデザイン・パッケージ選択時に装備するグラベルモードだ。ライトな未舗装路を走る際に役立つ機能で、ライドハイトは30mm高くなる。同時に、PASM(Porsche Active Suspension Management)やPTM(Porsche Traction Management)、PTV+(Porsche Torque Vectoring Plus)、PSM(Porsche Stability Management)などの各種制御やスロットル特性をオフロード走行に最適化する。

こちらはタイカンのシャシー。タイカン・クロスツーリスモも基本的に同じだ。

タイカン・クロスツーリスモの空気抵抗係数(Cd値)は0.26だ。タイカンの0.22には及ばないが、優秀な数値であることに変わりはなく、エネルギーの消費を抑えて航続距離を延ばすのに貢献する。可変エアインテークのPAA(Porsche Active Aerodynamics)や、高速走行時にライドハイトを2段階で低くするエアサスペンションの機能は、効果的に前面投影面積を減らし、やはり航続距離の延長に貢献する。

リヤアクスルモーターと2段変速トランスミッション

リヤの2段変速トランスミッションのトルク容量は550Nm。

タイカン・クロスツーリスモは2021年の夏から、まずはアメリカ、イギリス、ノルウェー、ドイツで発表される。グレード構成は以下の4つだ。

タイカン4クロスツーリスモ


最高出力280kW(380PS)、ローンチコントロール時オーバーブースト出力350kW(476PS)、0-100km/h加速5.1秒、最高速度220km/h、WLTPモード航続距離389-456km




タイカン4Sクロスツーリスモ


最高出力360kW(490PS)、ローンチコントロール時オーバーブースト出力420kW(571PS)、0-100km/h加速4.1秒、最高速度240km/h、WLTPモード航続距離388-452km




タイカン・ターボ・クロスツーリスモ


最高出力460kW(625PS)、ローンチコントロール時オーバーブースト出力500kW(680PS)、0-100km/h加速3.3秒、最高速度250km/h、WLTPモード航続距離395-452km




タイカン・ターボSクロスツーリスモ


最高出力460kW(625PS)、ローンチコントロール時オーバーブースト出力560kW(761PS)、0-100km/h加速2.9秒、最高速度250km/h、WLTPモード航続距離388-419km

充電時間は、 50kWで急速充電の場合、100kmの航続距離に要する時間 28分30秒 充電時間(急速充電、50kW DC、5-80%充電)93分である。

バッテリー容量はタイカンと同じ93.4kWhで、床下に搭載するアルミ製フレームは車体骨格の一部として機能する。フロントモーターをドライブシャフトと同軸上に配置し、オフセットしたリヤモーターは2速トランスミッションと組み合わせるのもタイカンと同じだ。充電は最大11kWの普通充電(AC)が標準(オプションで22kW仕様を選択可)。急速充電(DC)に関しては、充電中にバッテリーの温度を緻密に制御することにより、5分で最大100kmの走行分を充電できるような高出力充電にも対応する。

Cd値0.26

車幅(ミラーtoミラー):2144mm トレッド:F1710mm R1672mm

「タイカン・クロスツーリスモはレーストラックで高いパフォーマンスを発揮するだけでなく、泥地やがれ場、グラベルに対処できるだけの能力を持たせなければなりません」と、モデルライン担当副社長のシュテファン・ウェックバッハは説明する。テストはニュルブルクリンクやホッケンハイムといったサーキットに加え、バイザッハ開発センター内に設けたオフロードコースで徹底的に鍛えられた。「クロスツーリスモはハードコアなオフロードモデルではありません。例えていうなら、21インチホイールを履いたアーミーナイフのようなものです」とウェックバック担当副社長は表現する。

最高速度:250km/h 0-100km/h加速(ローンチコントロール時) 3.3秒 0-400m加速 11.1秒

高性能かつ多機能というわけだ。タイカンは2020年に世界で2万台以上がデリバリーされた。電気自動車に対する感度が高いノルウェーでは、販売されたポルシェの70%をタイカンが占めたという。オンロードでのパフォーマンスを妥協することなく、高いオフロード性能を備えたタイカン・クロスツーリスモは、多くのカスタマーの関心を集めるに違いない。

タイヤ&ホイール:F 245/45R20 9.0×20ET 54 R 285/40R20 11.0J×20ET60

ブレーキは、フロント6ポットアルミ製モノブロックキャリパー、リヤ 4ポットアルミ製モノブロックキャリパー。 ブレーキローター径はF410mm/38mm厚 R365mm/28mm厚である。

ルーフの耐荷重は最大75kg

ポルシェ・タイカンターボ クロスツーリスモ


全長×全幅×全高:4974mm×1967mm×1412mm


ホイールベース:2904mm


車重:2320kg(DIN)


サスペンション:Fダブルウィッシュボーン式&マルチリンク式


駆動方式:ツインモーター4WD


パワーユニット


形式:永久磁石同期モーター


ポルシェ E-パフォーマンスパワートレーン


最高出力:625ps(460kW)


680ps(500kW)


最大トルク:850Nm


1速トランスミッション:フロント


2速トランスミッション:リヤ


リチウムイオン電池


総バッテリー容量:93.4kWh


バッテリー容量:83.7kWh

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