ジェイテクトは、あらゆる産業の大型部品加工をトップレベルで実現する大型横形マシニングセンタ「FH12500SX5-i」と「FH12500SW5-i」を販売開始する。

 近年、IoT技術、AI技術、高速通信技術の普及により、世界的に情報通信機器市場が急速に成長し、半導体製造装置などの大型部品の需要が拡大している。また、エネルギー関連・トラック・建機・農機・航空機産業などの分野では、地球温暖化に代表される環境問題への対応のためエネルギー効率向上が進められ、構成部品が大型化する傾向にある。これらの大型化した部品をより高能率に生産できる、従来よりも広い加工範囲と高い生産性を持つ加工機が要求されている。



1)クラスNo.1の加工領域で幅広い使用用途を提案

 最大工作物振りφ2,400mm、高さ2,000mm、クラス最大の工作物を積載可能。また各軸ストロークは、2,400mm×1,800mm×1,850mmとクラスNo1の加工領域を確保した。「FH12500SW5-i」はクイル主軸を装備、クイル軸(W軸)ストロークは550mmあり大物部品の内部にある加工箇所への接近性を他社比7倍向上し、効率よく加工することが可能。

2)クラスNo.1の切削性能で高い生産性を実現

■ 最大トルク2,200N・mを有する新開発の次世代ハイパワー主軸「KAIJUSPINDLE」を標準装備。ベッドやコラムなどの構造体はFEM解析技術とJTEKT独自の高い鋳造技術に裏付けられた頑強なプラットフォームで主軸性能をフルに発揮する。この結果、鉄フライス加工において1,830㎤/minと驚異的な切削性能を実現、大物部品の加工能率を大幅に向上させる。

切削性能

・テストピース[被削材料]S48C

・フライス加工切削性能1,830㎤/min

[使用工具]φ160mmフェイスミル

[主軸回転速度]400min-1

[送り速度]1,600mm/min

[切込み幅]130mm

[切込み深さ]8.8mm

■「KAIJUSPINDLE」の切削性能に適応するため、機内チップコンベアを3本設置しており、切くずの排出性能はクラス最高レベル。また機内カバーの傾斜面にもこだわり、切くずの堆積を防止することで安定した生産を実現する。

3)自動化,知能化によりお客様の収益拡大に貢献

 エッジチェッカーは、機械の加工データを蓄積し、ジェイテクト独自のAIによりリアルタイムに工具寿命を判定し、まだ使える工具なのに定量管理のため、交換していた工具を使い切ることで、ムダをなくし工具費削減に貢献する。プロセスサインポスト(参考出品)は、必要特性から独自のAIアルゴリズムにより自動で最適な加工条件を選定。これまで実機での試加工により決めていた加工条件を即座に決定できる。これにより、加工条件選定時間の70%短縮が可能。

● ねらい市場・業界

 半導体製造装置、エネルギー関連、農建機、輸送機械、航空宇宙産業



● 主要販売地域

 日本国内、北米、欧州、中国、アセアン



● 販売開始時期

 FH12500SX5-i:2020年11月16日

 FH12500SW5-i:2021年2月1日



● 販売目標

 10台/年

主な仕様

情報提供元:MotorFan
記事名:「 ジェイテクト:大型横形マシニングセンタ「FH12500SX5-i」と「FH12500SW5-i」を開発、販売開始