じつはオープンカーにふさわしい季節は、秋から冬にかけて。晴れた日にトップを下ろしてドライブする爽快さは、オープンカーでしか味わえない贅沢さである。オープンカーをセカンドカーとして所有する人も多い。ただ、新車で買うとなると一部のモデルを除き国産車でも300万円以上のものが多く、オープンカーは欲しいけどセカンドカーとしては手が出せない……という人も多いのではないだろうか。そこで今回は200万円以内で手に入るモーターファンおすすめのオープンカーを5選紹介する。

オープンカーには多くの魅力がある。オープンにすることで心地よい風を感じられ、周りの景色を楽しむことができ、爽快なドライブが楽しめる。周囲からの羨望の眼差しも感じられるだろう。ただし、デメリットもある。後席、荷室が狭い(そもそも後席はないかもしれない)。トップを下ろせるオープンカー日和は、日本ではそう多くはないかもしれない。そのためオープンカーを所有する人の多くは、セカンドカーとして購入するようだ。また新車価格も通常のクルマより高くなる。そこで今回は、オープンカーを欲しいけどセカンドカーとしては新車では手を出しにくい…という人に向けて200万円以内で手に入るおすすめのオープンカーを5台選んでみた。

先代マツダ・ロードスター 爽快な走りが魅力!日本を代表するオープンカー

2005年に発表された3代目マツダ・ロードスターは、初代から継承する「人馬一体」の開発コンセプトを基に、軽量かつコンパクトな新開発2.0ℓ MZRエンジンの採用、徹底したボディの軽量化、重量配分の最適化、最新の環境および安全要件への対応を行うことによって、ライトウェイトオープンスポーツカーとしての性能をさらに向上させたモデルだ。エクステリアデザインは、ロードスターならではのユニークさを継承しながらモダンで親しみやすいスタイリングに、インテリアはクリーンな造形や新しい素材感を基調とすることによってシンプルでありながらクリーンな印象を与えるデザインとなっている。今見ても古臭さを感じないのは、現行型でも一貫したキープコンセプトを続けているからだろう。



パワートレーンは、ライトウェイトスポーツカーにふさわしい軽快さ、伸びやかさ、力強さ、リニア感、サウンド特性をバランス良く実現する2.0ℓ MZRエンジンを採用。トランスミッションは5MT、6MT、6ATがラインアップされた。走りはコーナーをガンガン攻めるという硬派なタイプではなく、高速道路などを爽快に駆け抜けるのが得意。晴れの日はオープンにして郊外まで出かけたくなる気持ちの良いオープンカーだ。



また、リトラクタブルハードトップ(RHT)を持つモデルも設定されていた。通常のソフトトップとはひと味違うRHTはタマ数は少ないが注目度は高いだろう。



平均中古価格は110万円。

たとえば後期モデルだと「ロードスター 2.0 S RHT 2012年式、走行3万3000kmで車両本体価格144万円」というような中古車がある。

爽快な走りが魅力のオープンカーを求めるならこのモデルがベストだ。

全長×全幅×全高(㎜)=3995×1720×1245

ホイールベース(㎜)=2330

エンジン:2.0ℓ 水冷直列4気筒DOHC16バルブ

駆動:FR

最高出力:170ps(125kW)/6700rpm

最大トルク:19.3kg・m(189Nm)/5000rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:6MT

車重(kg):1100

新車価格:250万円

乗員定数:2人

※2005年発売当時のスペック

ホンダS660 軽の枠内でつくった本格ミッドシップスポーツカー

ホンダS660は、見て楽しい、乗って楽しい、あらゆる場面でいつでもワクワクする、心が昂ぶる本格スポーツカーを追求し、「Heart Beat Sport」をキーワードに、ホンダらしい「走る喜び」の実現を目指して開発された。スポーツカーの醍醐味である、曲がる楽しさを最大限に体感できるよう、高い旋回性能にこだわり、ミッドシップエンジン・リヤドライブ(MR)レイアウトを採用。低重心と理想的な前後重量配分である45:55を実現した。また、高剛性と軽量化を両立した専用開発ボディは、風や空を感じ、非日常的な運転環境を味わえるオープンエアな空間であると同時に、コンパクトで包まれ感があり、人とクルマの一体感をもたらす快適なドライビング空間とした。ルーフは、操作が容易にできる軽量な脱着式ソフトトップ「ロールトップ」が採用されている。



さらに、「走る楽しさを、誰でも気軽に味わえるようにしたい」という想いから、エンジンには低回転域から力強く、高いアクセルレスポンスを可能とする専用のターボチャージャーを搭載。トランスミッションには、軽自動車として初となる、新開発の6速マニュアルトランスミッションの採用に加え、スポーツモードを備えた7速パドルシフト付CVT(無段変速オートマチックトランスミッション)も設定し、スポーツカーらしいドライビングと日常での扱いやすさを実現した。特にこのクルマはコーナリングが驚くほど正確だ。ここまで軽自動車の枠で作り上げたのはすごいと感心させられる。ただし、荷物はほとんど載せられないことも覚悟してほしい。



平均中古価格は180万円。

たとえば「S660 α 2016年式、走行2万1000kmで車両本体価格161万円」というような中古車がある。

S660は軽自動車で本格的な走りを楽しめるおすすめモデルだ。

全長×全幅×全高(㎜)=3395×1475×1180

ホイールベース(㎜)=2285

エンジン:660cc 水冷直列3気筒DOHC12バルブターボ

駆動:ミッドシップ

最高出力:64ps(47kW)/6000rpm

最大トルク:10.6kg・m(104Nm)/2600rpm

使用燃料:無鉛レギュラーガソリン

トランスミッション:6MT

車重(kg):830

新車価格:218万円

乗員定数:2人

※2015年発売当時のスペック

先代日産フェアレディZ ロードスター 上質な乗り味が魅力なオープンスポーツ

先代の日産フェアレディZ ロードスターは、自動開閉式のソフトトップを装備した2シーターのオープンモデルだ。オープンでしか得られない快適な走行、オープン時のデザインの美しさ、ソフトトップの容易な開閉操作を目指して開発された。エクステリアデザインはストレージリッド採用によるソフトトップ格納時の流麗なフォルムを実現。また、非対称のバルジ及びプロテクションバーのデザインによるスポーティなイメージの追求した。インテリアはパーシブドクオリティの追求による、上質で軽快感のあるデザインとなっており。さらに、爽やかな風を体感できる新感覚のネットシートが採用された。



パワートレーンは3.5ℓ V6エンジン「VQ35DE(NEO)」が搭載されており、トランスミッションは6MTと5ATが選べる。エンジンは低回転から大トルクを発生し、高回転まで回すタイプではないが4000rpm以上になると、気持ちの良いエンジン音が聞こえてくる。オープンだからクーペより音が楽しめ、走っていても気持ちがいい。乗り心地もとても良く、荒れた路面でもサスペンションがしなやかに動き、ボディの剛性感も感じられる。確かにスポーツカーだが、郊外をゆったり走りたくなるような上質な乗り味が魅力だ。



平均中古価格は約115万円。

発売当初の新車価格は360万円からと高嶺の花だったが、中古なら200万円で充分手に入る。たとえば後期モデルでも、「フェアレディZ ロードスター 3.5 バージョン ST 2007年式、6MT、走行4万6000kmで車両本体価169万円」というようなモデルが比較的簡単に見つけることができる。

上質な乗り味が魅力なオープンスポーツを求める人におすすめだ。

全長×全幅×全高(㎜)=4310×1815×1325

ホイールベース(㎜)=2650

エンジン:3.5ℓ V型6気筒DOHC

駆動:FR

最高出力:280ps(206kW)/6200rpm

最大トルク:37.0kg・m(363Nm)/4800rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:5AT

車重(kg):1560

乗員定数:2人

新車価格:360万円

※2003年発売当時のスペック

フィアット500C イタリアンなデザインがおしゃれ!

今回紹介するフィアット500Cは、イタリア伝統のコンパクトカーであるフィアット500がベースのオープンカーだ。フィアット500は、実は発売されて今年で84年になる歴史の長いクルマだ。2代目はルパン三世の愛車として日本では広く知られている。日本で2008年に発売された3代目は、先代の丸いヘッドランプが印象的なデザインをそのままに、現代風にアップデートされている。誰が見ても可愛いと思えるデザインは女性に大人気。またこのデザインの奥深さは、現代風といえどもどこか懐かしくも感じられところだ。500Cはオープンにすると、フルオープンになるのではなくルーフレールが残るタイプだが、おかげでフィアット500のデザインを保つことに成功している。



インテリアも可愛い。上下二段に配色が分けられたインパネ周りはエクステリアと共通の「円」をモチーフにしている。メーターも独特でひとつの円に外側から速度計、回転計、インフォメーションディスプレイが組み合わされていて非常にユニークだ。2ドアで外観からのイメージとは異なり、後席は意外にも広い。シートクッションのサイズもしっかりしており、筆者が1時間弱街乗りで座っていても特に大きな不満はなかった。ただ長距離になるとリヤの突き上げが感じられた。



平均中古価格は約145万円

たとえば後期モデルでも「500C スーパーポップ チャオ 2017年式、走行2万6000kmで車両本体価格169万円」というような中古車がある。

イタリアンなおしゃれなデザインが魅力なかわいいオープンカーを求めるならこのモデルがおすすめだ。

全長×全幅×全高(㎜)=3545×1625×1505

ホイールベース(㎜)=2300

エンジン:1.4ℓ 直列4気筒DOHC16バルブ

駆動:FF

最高出力:100ps(74kW)/6000rpm

最大トルク:13.4kg・m(131Nm)/4250rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:5AT

車重(kg):1060

乗員定数:4人

新車価格:289万円

※2009年発売当時のスペック

先代ミニ・コンバーチブル 運転が楽しいコンパクトオープンカー

今回紹介するの先代ミニ・コンバーチブルは、オープン走行を愉しむための数々の装備を搭載した、オープンモデルの愉しさを極限まで追及したクルマだ。エクステリアデザインは、そのままミニをオープン化したイメージ。ミニの通常モデルのレトロでかわいいデザインをと保ちつつ、コンパクトオープンカー専用モデルと言われても違和感のない自然なデザインを実現している。15秒で開閉できるフル電動のソフトトップルーフは、サンルーフとしても使えるスライディング・ルーフ機能も兼ね備えている。



グレードはクーパーとクーパーSの2種類で、トランスミッションはどちらも6ATと6MTが選べる。クーパーには120psを発生する1.6ℓNAエンジン、クーパーSには175psを発生する1.6ℓターボエンジンを搭載する。クーパーSのステアリングは驚くほどに軽快でクイック。ONEやクーパーでも充分に堪能できるMINI伝統の”ゴーカートフィーリング”は、クーパーSではさらに際立って感じる。特にスポーツ走行を楽しみたい人におすすめだ。ただ、クーパーでも充分運転が楽しい。街乗りメインならクーパーがおすすめだ。



平均中古価格は約155万円

たとえばクーパーだと「S6 2007年式、走行5万9000kmで車両本体価格127万円」というような中古車がある。

毎日運転したくなる楽しいコンパクトオープンカーを選ぶならミニ・コンバーチブルがベストな選択肢だ。

全長×全幅×全高(㎜)=3770×1685×1415

ホイールベース(㎜)=2465

エンジン:1.6ℓ 直列4気筒DOHC16バルブ

駆動:FF

最高出力:120ps(88kW)/6000rpm

最大トルク:16.3kg・m(160Nm)/4250rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:6AT

車重(kg):1220

乗員定数:4人

新車価格:318万円

※2010年発売当時のスペック

このように中古で200万円以内のオープンカーといっても、さまざまな性格の魅力的なモデルが中古市場には多くある。ぜひこれらのモデルを比較して、好みにあった楽しいクルマを選んでいただきたい。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 憧れのオープンカーを現実的な価格で!200万円で手に入るおすすめオープンカー5選【モーターファンおすすめ中古車】