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「SOLEX」のミクニが試作した、L型チューニング・エンジン用の“スロットルキット”とは?<第3回>


 今回は、あの「SOLEX」の製造販売をおこなっていた「ミクニ」が試作した「EHS46R×3(試作品名)」はどんなつくりをしているのか、そしてどんな特性を持ったスロットルなのかを紹介していきたいと思います

 SOLEX50PHHの後継機として生み出されたこの「EHS46R×3」のコンセプトは、「(本家である)ミクニが製造する高い信頼性を備えたうえで、SOLEXシリーズを彷彿とさせる雰囲気を持つ製品」というもの。

 厳しい製造要件が課せられる量産車へ部品供給しているミクニが製造するのだから、装着される部品ひとつひとつの品質、特に故障の話を聞くことが少なくないインジェクターやセンサーなど電装系部品の信頼性は充分以上のものになるはず。この部分は、「安心して毎朝エンジンを掛けることが出来る」という使い勝手の部分に大きく影響するので、おろそかに出来ない重要なポイントだ。

 そして旧車好きなオーナーにアピールする部分として、馴染みのある「SOLEXシリーズ」を思い起こさせるような雰囲気を持たせることが重要だということで、リンクまわりのデザインをこのキット専用に起こし、ワンオフで製作。その甲斐あってキャブのような雰囲気とメカニカルさが加わり、魅力的な存在感の製品に仕上がっている。※これは試作品のため、製法や仕上げは製品版とは異なる可能性が高い。

 ちなみにこの46φという口径、SOLEXのそれと比較すると、最大口径の50φと、その下の44φの中間にあたるサイズなので“半端な口径”だと思った人もいるだろう。だがこのスロットルボディはキャブのようにベンチュリーという絞りを持たないストレート構造のため、実質の口径では50φと同等の効果が見込めるそうで、理論上は50φのキャブに引けを取らない出力を発揮できるのだそうだ。それにインジェクションならではの扱いやすさが加わるので、「いつでもどこでも速い!」というエンジンに仕上げることも夢ではないのだ。

 このスロットルボディキットを見て気になったという人は、ミクニに問い合わせをして、プロジェクト実現へのラブコールを送ってみて欲しい。


<問い合わせ先:株式会社ミクニ・マーケティング本部 e-mail:after-market@mikuni.co.jp>


★そして、4/22に富士スピードウエイでおこなわれたモーターファンフェスタの会場で……次回に続く

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