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オンラインバスツアーって楽しいの? 香川県「こんぴらさん」周辺の名所を巡る、琴平バスのツアーを体験レポート



今回参加したのは、琴平バスの

こんぴら町歩きガイド"やぎちゃん"が誘うDEEPなこんぴらさん&踊る! 中野うどん学校へ体験入学」というツアー。



香川県の仲多度郡琴平、「こんぴらさん」で親しまれる金毘羅神宮周辺を訪ねる旅です。老舗の酒蔵、日本最古の芝居小屋、最後はユニークな先生がいる人気の“うどん学校”を訪ねます。






ツアー前に現地の特産品と旅のしおりが自宅に届く



琴平バスのオンラインバスツアーは、現地の特産品付き。ツアーの前々日に、特産品と旅のしおり、シートベルト、訪ねる施設のパンフレットなどが届きました。



今回のツアーで届いたのは、琴平の銘菓「灸まん」、老舗の酒蔵・西野金陵の酒粕を使った甘酒、讃岐巻物うどんです。地元の名産品やパンフレットを手に取ると、旅への期待が高まります。



琴平バス オンラインバスツアー お土産

琴平バス オンラインバスツアー 旅のしおり



ツアーは、オンラインでミーティングなどができるZoomで行われます。操作は参加者のみに送られるURLにアクセスするだけなので簡単。難しくありませんが、カメラやマイクの設定が許可されているのかなどは、事前に確認しておくのが良いと思います。ちなみに、他の参加者の顔も見られるようになっています。






プランナーのさきちゃん、参加者たちと高松空港を出発



琴平バスのオンラインバスツアーでは、プランナーと現地ガイドが案内をしてくれるのも特徴。さっそく、プランナーさきちゃんの案内のもと、高松空港から出発!



プランナーさきちゃん

プランナーさきちゃん



目的地までは、車窓からの景色を楽しみながら、さきちゃんの話に耳を傾けます。道中はクイズ形式で香川のことを教えてくれました!「香川県は日本で一番小さく、端から端は車で3時間で移動できる」「香川県のうどん屋さんの軒数は?」などの豆知識を楽しく身につけました。



初めての参加はちょっと緊張しますが、ここで気持ちがほぐれます。



4択クイズは番号を画面に写して回答!

4択クイズは番号を画面に写して回答!



クイズを楽しんでいるうちに、あっという間に今回の旅先、琴平町に到着(オンラインバスツアーなので、道中を“ワープ”できることもあり…)。現地からは、人気ガイドの八木ちゃんが案内してくれます。






老舗酒造会社の小さな酒蔵「琴平蔵」を見学



琴平町は、こんぴらさんとして親しまれる金刀比羅宮を中心に栄えた門前町。まずは、琴平にある老舗酒造会社・西野金陵の本店がある「金陵の郷」を訪ねます。



西野金陵は香川にある6つの酒蔵の中でも一番大きい会社です。ここには、日本一小さいといわれる酒蔵とショップ、江戸時代の酒造りを偲ぶ酒造道具や酒造りの様子がわかる歴史館、酒器や日本酒の資料を展示する文化館なども併設しています。



まず案内してくれたのは、「金陵の郷」のシンボルであり酒造りの守木として崇められている樹齢900年の楠がある広場。こんぴらさんの天狗もこの楠で休んでいたという伝説があるそうです。



ここでは日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」で行われる歌舞伎の公演初日セレモニーなども行われるそうですよ。



金陵の郷 楠



次に、「金陵の郷」のショップで販売する純米吟醸酒と吟醸酒を作っている小さな酒蔵「琴平蔵」を、杜氏の酒井さんが案内してくれました。古い酒造庫を酒蔵として利用しています。



通常は入ることができないので、中を見れるのはオンラインバスツアーのみ! とても小さい蔵なので、米を蒸す機械、麹の部屋、樽を見ても、所要時間は1分もかかりませんでした(笑)。通常の酒蔵見学といえば30分ほどはかかるそう。様々な工程があるにも関わらず、こんなに小さなところでもお酒が造れることに驚きです。



見学が終わると、「金陵の郷」でしか買えないお酒を見せてくれます。「楠神原酒(特別純米酒)」という中庭の大楠から採取した天然酵母で醸したという珍しいお酒もあり。さわやかな香りと上品な酸味、日本酒らしい濃厚さが特徴だそうです。




金陵の郷

金陵の郷



そして、併設されているショップにはお酒がずらり。日本酒の他に、ゆず酒などのリキュールやクラフトジンなども人気なのだそうです。



ちなみに、オンラインバスツアー参加者は、「金陵の郷」でしか購入できない蔵元限定の日本酒の購入が可能。大楠の天然酵母で醸したというお酒がとても気になる……ぜひ、購入してみようと思います。






日本最古の芝居小屋へ



次なる目的地は、日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」。「金陵の郷」から坂道を上って徒歩15分ほどですが、オンラインバスツアーなら数秒です。



現地ガイドの八木ちゃんの解説を聞きながら中へ。「旧金毘羅大芝居」は、1835年に建てられた芝居小屋。昔ながらの佇まいそのままです。



金丸座



入り口から現代の劇場とは違っていました。見料の高い観客用の「大木戸」、一般人用の「ねずみ木戸」、身分の高い人用の「御用木戸」の3つの入り口があるのだそうです。3つの入り口は見た目も違い、一般人用の「ねずみ木戸」は小さい! 入場料をごまかす人がいないようにというのが小さい理由だそうですよ。



中へ入ると舞台や客席の昔ながらの佇まいだけでなく、公演開催中には入れない「奈落」と呼ばれる舞台や花道の床下、人力で回す「廻り舞台」の床下、かつて控え部屋だった場所の見学などもできました。



同施設は令和4年3月18日まで耐震工事中なので、今はオンラインバスツアーでしか訪れられませんが、現在でも歌舞伎の公演が行われています。



金丸座

客席

金丸座回り舞台の床下の機構

金丸座回り舞台の床下の機構



現代の劇場にはない様々な意匠や工夫はとても興味深く、古建築好きの私は、ぜひ、いつかここで歌舞伎を見てみたいと思いました。






「中野うどん学校」で明るく楽しい先生のうどん講義



「金丸座」を見学後、5分間の休憩が入りました。ここで次の目的地「中野うどん学校」の講義に備えて、特産品の讃岐巻物うどんと包丁、まな板などを用意しておきます。



うどん打ち体験と試食ができる「中野うどん学校」では、うどんの先生が、手打ちうどんの作り方を粉を練るところから披露して教えてくれます。現地では、実際に茹でて食べられます。



講義をしてくれたのは、中野うどん学校校長のまっちゃん先生。讃岐うどんの材料から作り方についてお話してくれました。ガイドの八木ちゃんとの息の合ったやりとりも印象的です。



中野うどん学校



「うどんの材料は、小麦粉(讃岐うどんは中力粉)、粗塩、水! そして、八木ちゃん~、私たちの、や・る・気!」と明るく楽しい、まっちゃん先生。季節によって塩分の濃度など、材料の割合が違うことなども教えてくれます。



そして、讃岐うどんの特徴であるコシの強さを出すために、大事なのがうどんを踏む作業。中野うどん学校では、音楽を流し、ダンスをしながら行っているそうです。この日も、まっちゃん先生と八木ちゃんが、踊りだしました。



『さぬきうどんゆさぶり音頭』のバックミュージックと、まっちゃんの「よいしょ!」というかけ声ごえと共に、うどんに2人のパワーが注入されました。うどんは、指で押して返ってくるくらいの弾力に仕上げるのがポイントです。この後は、寝かせて切れば、美味しい讃岐うどんの出来上がり!



中野うどん学校



講義では、寝かせる時間がないため、事前に寝かせてあったうどんを切ります。



ツアー参加者も讃岐巻物うどんを、まっちゃん先生を見ながら、実際に切ってみました。うどんの太さが割りばしの先と同じくらい、3~4ミリの幅になるように、太さをそろえて切ります。包丁の真ん中を使い、ぐぅっと押して切るような感じです。



こんな感じで、キレイに切れました!



うどん.JPG



まっちゃん先生のうどんも完成。



中野うどん学校



ツアーの最後は、まっちゃん先生が食べるの大好き八木ちゃんにうどんをふるまいつつ、うどん談義を聞かせてくれました。緑茶で薄めためんつゆでうどんを食べるとまろやかでとても美味しいなど、まっちゃん先生おすすめの食べ方も教えてくれましたよ。



肉うどん.png



ツアー後に、さっそく、茹でたうどんをいただきます。コシのあるもちもちとした食感がたまらなく、とても美味しかったです。



うどん2.JPG






オンラインバスツアーに参加してみた感想



そんなこんなで、1時間半の旅が終了。



参加前は、オンラインバスツアーといってもYouTubeなどの動画を見ている感じかなぁと思っていたのですが、プランナーやガイド、現地の方のお話をリアルタイムで聞いたり、コミュニケーションを取ったりするので、ツアーに参加しているという実感がありました。個人的には、これで旅行した気分になれるというより、旅行前の下見をしているような気分でした! 当たり前ですが、代金は通常の旅行よりもかなりお手頃。さまざまなツアーがあるので、気軽にいろいろ試してみるのも楽しそうです。



現地の特産品を味わうこともでき五感が刺激されることも、満足感UPのポイント。ツアー中に灸まんや甘酒を堪能しましたよ(ちなみに、飲食するときなどにはマイクをミュートにできます)。



また、今回のツアーでは、現地限定の商品の購入ができる特典があり、後日お酒を注文。これが結構うれしかったです。



琴平バスではバラエティ豊富なオンラインバスツアーが開催されていますので、気になる方はぜひ興味のあるツアーを探してみてください。


(バスとりっぷ編集部)


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