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運行時間の長い高速バスや窓が開かない飛行機・新幹線は換気できてる? 乗り物の換気システムについてまとめ



高速バス(大型バス)の換気システム

高速バスやバスツアーで使用している大型バスは、ほとんどの車両でエアコンの外気導入によって換気しています。「常時外気モード」に設定することで、約5分で車内の空気を入れ替えられます。

例えば、大型観光バス「日野セレガ」は、「外気導入モード」時では、車両の前方と、屋根上のエアコンから新鮮な空気を取り入れることにより、おおむね5分で車内の空気が入れ替わるシステム。 また、「自動運転モード」時は車内の空気汚れを感知すると「強制排気モード」に切り替わります。

日野セレガ(大型観光バス)|室内換気性能

運行中に窓が開いていない場合でも、たいていのバスは優れた換気システムが備わっているため、一概に換気ができていないということはないでしょう。

また、高速バスやバスツアーの運行時には、多くのバス会社で休憩時や出発・到着後などに窓を開けて換気しています。

ちなみに、路線バスなどの一般車両でも、窓を開けるなどと並行して換気システムが作動しており、通常3分前後で空調が入れ替わります。


電車・新幹線の換気システム

通勤電車など一般の在来線は、ドアが自動で開け閉めされるのでそのタイミングで換気されていますが、新幹線や特急などの客席にドアがなかったり窓を開閉できなかったり、停車する間隔が長い列車での換気はどうなっているか気になる人も多いのではないでしょうか。

実は、客席にドアがない車両でも常時換気されています。例えばJRでは、特急列車、新幹線、一般車両、すべての電車の車両で外気を取り入れて車内の空気を排気する換気システムが備わっています。通勤列車などの場合は、換気システムで5~7分程度で車内の空気が入れ替ります。

さらに、窓を数センチ開けてドアの開け閉めと換気システムすべてを併用することで、おおむね2~3分で、車内の空気は入れ替わっています。

新幹線や在来線特急車両においては、空調装置や換気システムにより、6~8分程度で車内の空気が入れ替わります。

【<公式>JR西日本】新幹線の消毒・換気の仕組み

ドアがない、窓が開けられないといった車両でも、意外と短時間で空気の入れ替えが行われているんです。


飛行機の換気システム

飛行機の飛行中はドアや窓の開け閉めができないため、不安に思っている人もいるかもしれませんが、飛行機も他の乗り物と同じように換気システムが常に作動しています。

例えば、ANAでは、上空のきれいな空気を大量に取りこみ、約3分で機内の空気がすべて入れ替わるようになっています。常に天井から空気が取り入れられ、左右の壁の下部から床下へ流れており、客室内や特定の場所に滞留することはありません。また空気は高性能なフィルターでろ過された上で取り入れられているので安心です。

また、ANAだけでなく、ほとんどの航空会社で同様の換気システムが備わっているので、長時間のフライトでも空気が悪くなるということはないんですね。


ふだん乗り物の外気導入口や排気口などを見る機会は、ほとんどありません。そのため、窓やドアの開け閉めができない乗り物は、なんとなく、ちゃんと換気ができていないんじゃないかというイメージがありましたが、現代では、ほとんどの公共の乗り物でしっかりと換気が行われていることがわかりました。

(バスとりっぷ編集部)

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