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新茶の季節!誰かに話したくなる日本茶に関する豆知識


お茶といえば静岡をイメージする人も多いかと思いますが、生産量1位の静岡に2位の鹿児島が追いつきそうという報道がありました。鹿児島でお茶なんて作っているの?と思うかもしれませんが、ペットボトルのお茶は鹿児島で作られた茶葉を使っているケースが多いとのこと。
私たちにとって身近な存在であるお茶ですが、このように意外と知らないことがたくさんあります。そこで今回は、誰かに話したくなる日本茶の豆知識をご紹介します。きっと読み終えたときに、日本中のお茶を飲みたくなるはずです。

知っているようで知らない日本茶の豆知識を学びましょう

知っているようで知らない日本茶の豆知識を学びましょう


豆知識1:日本茶の北限は新潟県村上市

新幹線から見える茶畑を見ると静岡を通過しているのを実感しますが、そもそも日本茶はどのような栽培環境が適しているのでしょう?静岡は温暖なイメージがありますが、静岡がお茶の生産量日本一になったのはそれが関係しているのか気になりますよね。
お茶の栽培に適しているのは、下記の条件を満たす地域になります。
年間平均気温:16℃以上
冬季の最低気温:-5~-6℃以上
夏季の最高気温:40℃以下
年間の降水量:1,500mm程度
暑すぎても寒すぎてもいけないわけですが、比較的暑さには強いため沖縄でもお茶(やんばる茶:やぶきた)が栽培されています。むしろ寒さに弱いため、一般的な北限は新潟県村上市とされています。思ったよりも栽培範囲が狭いと感じるかもしれません。
ただし北海道古平町の禅源寺にお茶の木が植えられており、さらには東北の檜山茶のように生産数は少ないものの知る人ぞ知る銘柄もあり、最近では北海道でお茶の栽培を目指す活動をしている人もいます。いずれ、日本茶の北限はさらに北へ移動するかもしれません。
お茶の栽培条件(さいばいじょうけん)についておしえてください。|農林水産省

お茶は寒さに弱く新潟県村上市が北限とされています

お茶は寒さに弱く新潟県村上市が北限とされています


豆知識2:日本のお茶は75%が「やぶきた」

日本茶には約100種類の品種がありますが、最も茶園面積が広いお茶は「やぶきた」です。全国の茶園の75%で「やぶきた」を栽培しています。全国各地に様々な銘柄のお茶がありますが、実はそのほとんどが「やぶきた」となっています。
「やぶきた」の歴史は意外と浅く、1908年に静岡の杉山彦三郎さんが竹藪を切り開いて作った茶園で茶樹を育てたのが始まりです。竹藪の北側に植えたから「やぶきた」と命名されます。ちなみに竹藪の南側に植えた品種は「やぶみなみ」と命名されています。
「やぶきた」は繰り返し品種改良が行われ、優れた品種になったことで、1945年に静岡県の奨励品種に指定されます。1953年には農林省登録品種に指定され、そこから全国に普及していきました。
品種は同じ「やぶきた」でも、生産地ごとに味や香りに違いがあります。これからお茶を本格的に楽しみたいなら、まずは「やぶきた」品種のお茶で飲み比べをしてみると、お茶の奥深さを感じられるかもしれません。
茶をめぐる情勢|農林水産省
日本の緑茶の主な品種|お茶百科 伊藤園

私たちが普段から飲んでいる日本茶のほとんどが「やぶきた」です

私たちが普段から飲んでいる日本茶のほとんどが「やぶきた」です


豆知識3「新茶の季節は3月下旬から5月下旬」

野菜や果物に旬があるように、お茶にも旬があります。お茶の旬は新芽の採れる3月下旬から5月下旬です。新芽を使って淹れたお茶を新茶や一番茶と呼び、冬の間に蓄えた栄養が多く含まれており、甘みがあり品質も高いため、お茶が好きな人はこの時期を楽しみに待っています。
お茶の品質は摘採のタイミングがとても重要で、お茶農家にとって勝負の時期でもあります。お茶の摘採が最盛期を迎えるのが、茶摘み歌で知られる「夏も近づく八十八夜」です。立春から数えて88日目、5月2日頃には全国の茶畑で茶摘みが行われます。
お茶には二番茶、三番茶がありますが、まずは新茶を楽しみたいところですよね。最近はネットショップにも日本茶専門店が増えていて、日本中から新茶を取り寄せることができます。せっかくですから、生産量1位と2位である静岡と鹿児島の新茶を購入して、飲み比べてみてはいかがでしょう。
お茶だけではさみしいので、和菓子を購入して春の休日を楽しんでみましょう。5月なら柏餅がいいかもしれません。新茶は爽やかですので、どら焼きのようなずっしりとしたお菓子も合います。新茶と一緒にお取り寄せしておきましょう。

春は新茶の季節、この時期だけのお茶を楽しみましょう

春は新茶の季節、この時期だけのお茶を楽しみましょう

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