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〈雪道での運転のコツー1〉滑る路面はふんわりアクセル、ふんわりブレーキで


朝、目が覚めたら、まずは外を確認。そして、降り積もった雪を見てガッカリ。雪国ではこれから、そんな日が続きます。でも、出勤や登校、ご近所の交通安全のためにも、まずは雪かきをしなければなりません。そして車の周りも除雪して、ようやく出発したものの、道路は路面が圧雪されて超ツルツル。焦るあまりにアクセルを踏めば踏むほどタイヤが空回りして、なかなか前に進みません。そんなとき、どのような運転をすればいいのでしょう。


〈運転前の準備〉車の屋根の雪を払う。窓が曇らないようにする

朝、車を使う人は、雪かき以外に“車の発掘”という作業も必須です。屋根がない場所に車を置いていると一晩のうちに、車の周りにも車の上にもどっさりと雪が積もります。そういうときは車の周辺を除雪してタイヤ周りを発掘し、それから屋根の雪もおろします。
車を“発掘”している間にエンジンをかけてデフロスターを作動させ、凍ったフロントガラスを溶かしておくと効率的です。その際、マフラーが雪で埋もれていると、排気ガスが車内に入ってしまうので、マフラーの周辺を十分に除雪しておくことが重要です。
車の周りをきれいに除雪し、いつでも出発できるように準備が整いました。ところが、時間がないからといって屋根の雪をそのままの状態で車を走らせると、大変なことが起こります。少し走らせて車が温まってくると、車の屋根に積もった雪が滑りやすくなります。すると、ちょっとしたブレーキをかけたときに、屋根の雪がフロントガラスを滑り落ちてくることがあります。
少しくらいの雪ならワイパーだけでも十分にぬぐうことができますが、ある程度の量の雪だと、塊になってザザザザーッと滑り落ちてきます。こうなるともうワイパーがきかず、目の前が雪で覆われて真っ白になってしまい、車の中からではどうすることもできません。たとえ交差点であっても、車から降りてフロントガラスの雪を払いのけざるを得なくなってしまいます。
たまに、屋根にこんもりと雪をのせたまま走っている車を見かけることがありますが、これはとても危険です。運転前には、必ず屋根の雪をおろしておくことが必要です。
参考
寒い朝、フロントガラスが凍ってしまったときの対処法

車の周りの雪をどこに持っていこうか…

車の周りの雪をどこに持っていこうか…


〈アイスバーン〉滑る路面で、急ブレーキ・急アクセルは厳禁

夜中に雪が降り、朝、目が覚めると外は白銀。雪が降らない地域の方から見れば、白い世界はきれいで美しく思われるかもしれませんが、雪が降っても運転しなければならない側からすると、仕事場に着くまでの間の道路が滑りませんように…と願うばかりです。
雪道で怖いのがアイスバーンです。道路に積もった雪は車のタイヤに次々と踏み固められ、ツルツルのアイスバーンになります。夜中に雪が降った翌日は、午前中はタイヤの跡だけがツルツルと滑りやすくなっていますが、時間がたつにつれて道路全体がツルツルになります。
特に交差点の停止線付近は、車が何度も停止したり発進したりを繰り返すので、スタッドレスタイヤによって“磨かれて”、もっとも滑りやすくなっています。
では、滑る路面やアイスバーンを走行するときは、どのような点に注意したらよいのでしょうか。ポイントは、“ふんわりアクセル”と“ふんわりブレーキ”です。
(1)3つの「急」は厳禁
「急ブレーキ」「急アクセル」「急ハンドル」はスリップの原因になるので、絶対にNGです。
(2)アクセルとブレーキは“ふんわり”
発進するときはふんわりとアクセルを踏み、減速するときはふんわりとブレーキを踏むのが、滑る路面でのもっとも重要な運転方法です。
(3)エンジンブレーキを使う
エンジンブレーキを十分にきかせて、ゆっくりと停止しましょう。フットブレーキだけに頼るとスリップしてしまうことがあります。
(4)ブレーキは数回に分ける
停止するときや坂道を下るときなどは、ブレーキはゆっくりと数回に分けて踏み、徐々に減速させましょう。
(5)カーブの前、下り坂の前は減速
カーブに入る前や、下り坂にさしかかる前には、十分に減速することが必須です。
交差点の先頭で停止している車が、青になっていざ進もうとしますが、道路があまりにもツルツルなので、タイヤが空転してなかなか発進できない、という状況を見ることがよくあります。後ろに何台も車が連なっているので、運転する側からすると、とても焦ってしまいます。こんなとき、オートマ車の場合はシフトレバーを2にしてゆっくりと発進すると、比較的滑らずに進むことができます。

滑りませんように…

滑りませんように…


〈雪道運転の心構え〉減速や停止を予測する。時間に余裕をもつ

雪道での運転は、上で紹介したような“技術”を覚えておくと、それほど怖いものではありません。そして、これらの技術のほかにも、ちょっとしたコツを知っていると、さらに雪道運転の心配が少なくなるので、そのコツをご紹介しましょう。
(1)減速・停止を予測する
前を走行する車や周囲をよく見て、減速や停止が必要になりそうだな、と予測しながら運転しましょう。予測するクセをつけておくと、慌ててブレーキを踏まずに運転することができます。
(2)時間に余裕を持つ
雪が積もると目的地までどうしても時間がかかってしまいます。出かけるときは早めに出発して時間に余裕を持つようにしましょう。「間に合わない!!」とイライラしながら車線変更などを繰り返したりすると、事故を引き起こしかねません。
(3)滑りそうな箇所を判断する
幹線道路などに何台も車が通ると、同じ車線の中であっても、ツルツルに滑る箇所とそうでもない箇所がある場合があります。路面の状況を見ながら運転しましょう。


〈ブラックアイスバーン〉道路が濡れているのか、凍っているのか…

雪国にお住まいでない方でも、「ブラックアイスバーン」という言葉を聞いたことがあると思います。ブラックアイスバーンが原因で毎年、交通事故が起こっていますが、注意して運転しないととても危険です。
冬は雪が積もっていないと、路面が黒く見えることがあります。一見すると写真のように、濡れただけの道路にも見えますが、実は表面がうっすらと凍っているのです。これがブラックアイスバーンです。
昼間は凍らずに濡れているだけですが、日が落ちてくると凍ってきて、とても滑りやすくなります。昼間と同じ感覚で運転していて、荒くブレーキをかけてヒヤッとした、という人も多いと思います。
昼間でも、ビルの日陰部分や橋の上、トンネルの出入り口などはブラックアイスバーンになっている可能性が高いので、道路の状況をよく見きわめて運転しましょう。
黒く見えて凍っている道路をブラックアイスバーンとよびますが、これとは逆に、道路が白くて路面状況がわかりにくいことがあります。筆者はこれを「ホワイトアイスバーン」と勝手によんでいます。
日中、太陽が出ていれば、道路の凹凸に影ができるので、路面の状況がわかりやすくなりますが(そのかわり、とてもまぶしいですが)、薄曇りの場合は影ができないので、道路の凹凸がわからず、道路全体が白っぽくボヤーッとしていることがあります。こういうときは、目を凝らして見ても路面状況がわからず、運転中にいきなりツルツルした箇所が現れて、怖い思いをしたことがあります。
ブラックアイスバーンでもホワイトアイスバーンでも、雪道の運転の基本は、ふんわりアクセルと、ふんわりブレーキです。雪が積もったら、路面の状況を判断し、予測運転を心がけて運転しましょう。

橋の上は要注意

橋の上は要注意

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