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台風3号 熱帯低気圧に変わる予想だが 沖縄は大雨のおそれ 土砂災害など十分注意


南シナ海を北上している台風3号。5日土曜朝には、熱帯低気圧に変わる予想です。ただ、台風から熱帯低気圧に変わっても、沖縄本島地方や先島諸島では、雨雲や雷雲が発達するおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、竜巻などの激しい突風に、十分な注意が必要です。

●南シナ海を北上中の台風3号 熱帯低気圧へ

台風3号は、4日金曜9時現在、1時間に15キロの速さで、南シナ海を北へ進んでいます。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートルです。
この台風は、今後、発達することなく、北東へ進み、5日土曜朝には、熱帯低気圧に変わる予想です。

●熱帯低気圧に変わっても 大雨に注意

この台風3号そのものは、日本への直接の影響はありません。
ただ、台風から熱帯低気圧に変わった後で、先島諸島へ接近するおそれがありますので、熱帯低気圧になっても、注意が必要です。
というのも、台風と熱帯低気圧との違いは、中心付近の「風の強さ」です。熱帯低気圧として北上すると、中心付近の風は弱くなりますが、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」を携えていることには、変わりはありません。そのため、「暖かく湿った空気」が沖縄付近へ流れ込む可能性があるのです。

●「激しい雨」や「非常に激しい雨」の所も

この「暖かく湿った空気」が流れ込んでくることによって、沖縄本島地方や先島諸島付近では、梅雨前線の活動が活発になるでしょう。
沖縄本島地方では、4日夜遅くから5日にかけて、多い所で1時間に30ミリの「激しい雨」が降りそうです。また、先島諸島では、5日は、多い所で1時間に50ミリの「非常に激しい雨」が降るでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に、十分ご注意ください。
さらに、沖縄本島地方では、4日夜遅くから5日にかけて、大気の状態が不安定になるでしょう。積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風による被害の起こるおそれがあります。先島諸島でも、5日にかけて、落雷や突風、急な強い雨に、ご注意ください。
台風から熱帯低気圧に変わっても、油断はできません。雨が強まる前に、早めに大雨への備えを、行ってください。

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