日本サッカー協会(JFA)の前会長で、国際サッカー連盟(FIFA)理事の田嶋幸三氏(66)が、FIFA総会などが行われたタイ・バンコクから帰国し、都内のJFAハウスで報告会を行った。
今回の総会で、27年女子ワールドカップ(W杯)の開催地がブラジルに決まったことに触れ、田嶋氏は「日本は31年に女子W杯開催を目指しているので、FIFAから急に開催地申請が届いても対応できるように、準備しておかないといけない。JFAの理事会で話し合うことになるんじゃないですか」と話した。
すでに宮本恒靖会長も、就任前のマニフェストで「31年女子W杯日本開催」を目標として掲げており、今年中には招致委員会などが立ち上がる可能性がある。
31年大会開催地として、日本のライバルになりそうな国は、米国-メキシコの共催、ドイツ-オランダ-ベルギーの3国連合。田嶋氏は「日本はFIFAが要求する政府保証(ビザや通貨問題など)を取ることは難しいが、それ以外の項目でしっかり差をつけられるようにやっていかないと」と話した。