＜プレミアリーグ：マンチェスター・シティー3－1ウェストハム＞◇最終節◇19日◇エティハド・スタジアム
マンチェスター・シティーがリーグ史上初の4連覇を達成した。ホームでウェストハムを3－1で下し、9連勝で10度目の優勝。グアルディオラ監督の就任後は8シーズンで6度目のリーグ制覇となった。昨季は1試合を残しての優勝だったが、今季は最終節までもつれた2位アーセナルとの熾烈（しれつ）な優勝争いを制した。
勝てば自力での優勝が決まる一戦。開始2分で瞬く間に先制した。今季の最優秀選手に選出されたイングランド代表MFフィル・フォーデンが左足ミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。今季リーグ戦18点目。イングランド・サッカー記者協会が発表する最優秀選手にも選ばれ、今季の個人2冠を獲得した23歳アタッカーがチームに勢いをもたらした。
同18分にもフォーデンが追加点。FWドクの左からの折り返しを左足ダイレクトで正確に撃ち抜いて今季19点目を挙げた。指揮官が「明らかにサッカー選手として1歩前進した」と評価する“スナイパー”は、お決まりの銃を撃つポーズで喜びを表現した。
だが、2－0としてチームは気が緩んだのか、同42分にCKの混戦から失点。ウェストハムのFWクドゥスに見事なオーバーヘッドシュートを決められた。これにはグアルディオラ監督もペットボトルをたたきつけて悔しがった。前半は2－1で折り返した。
後半も敵陣で試合を進め、14分にMFデブルイネ、MFベルナルドシルバとつなぎ、最後はペナルティーエリア手前からMFロドリが右足でゴール右隅に流し込んだ。ロドリのキャリアハイとなる今季8点目で再びリードを2点差に広げ、指揮官はガッツポーズを繰り返した。
試合はそのまま終了。本拠地のエティハド・スタジアムは歓喜に包まれた。
