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【C大阪】アルバイト採用から27年、小菊昭雄監督が初のJ1優秀監督賞を受賞


4月度J1月間優秀監督賞を初受賞したC大阪小菊昭雄監督(C)CEREZO OSAKA

14日にJリーグが発表した4月度のJ1優秀監督賞に、セレッソ大阪の小菊昭雄監督(48)が選ばれた。

同監督は初受賞で、今季終了後に決まる「Jリーグ優秀監督賞」は、月間優秀監督賞の選考結果を参考に選出される。

4月度は2勝2分け1敗の好成績で、第8節と第10節に首位に立った。C大阪の首位は約3年9カ月ぶりで、21年8月にコーチから昇格した同監督にとって、初めての首位浮上だった。

神戸市生まれで、現役時代は滝川二、愛知学院大で攻撃的MFとして活躍したものの、プロ選手としての経歴はない。

C大阪には大学卒業後、下部組織のコーチとしてアルバイト採用されたのが、指導者としての第1歩。

スカウト時代には当時高校2年生のMF香川真司を入団に導き、その後は主にトップチームでコーチとして貢献してきた。現場で苦労を重ねながら、1つの勲章を手にした。

クラブを通じて「このたびは、4月の月間優秀監督賞に選出いただき、大変光栄に思います。この素晴らしい賞をいただけたのも、毎日のトレーニングを精いっぱい取り組んでくれている選手、スタッフ、どんな時も力強く支えてくださるセレッソファミリーの皆さまのおかげです。これからも感動や笑顔をお届けできるよう、魅力あふれる強いセレッソを目指して、チーム一丸となって頑張ります」などとコメントしている。

【主なJリーグ選考委員会による総評】

足立修委員長「外国籍選手を成長させ、いいチーム作りをした」

槙野智章委員「チームマネジメントがうまい。最前線の外国籍選手をうまくマネジメントしている。調子のいい選手を選び、絶対的な選手を外してチームにいい危機感を与えた。若い選手を使ったり、選手をちゃんと見ている」

◆小菊昭雄(こぎく・あきお)1975年(昭50)7月7日、神戸市生まれ。滝川二、愛知学院大を経て、98年C大阪下部組織のコーチにアルバイトで採用される。06年以降は主にトップチームでコーチを務め、21年8月に監督に昇格。21、22年とルヴァン杯は連続準優勝。監督としてJ1通算39勝21分け34敗。179センチ、70キロ。趣味はランニング。家族は夫人と1男。

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