starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【DeNA】筒香嘉智“節目”の日米通算225号、劇的V弾で7点差ひっくり返す「みんなの力」


DeNA対阪神 8回裏DeNA2死、右越えに勝ち越しのソロ本塁打を放った筒香(撮影・たえ見朱実)

<DeNA11-9阪神>◇11日◇横浜

誰も諦めない。DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的決勝アーチで最大7点差をひっくり返した。同点に追い付いた直後の8回2死、阪神岩崎の内角スライダーを引っ張り込んだ。確信の2号ソロは名字にちなんだ“節目”の日米通算225(つつごー)号。蝦名達夫外野手(26)の同点2ランと牧秀悟内野手(26)の5号ソロと合わせて2年ぶりの1イニング3本塁打。DeNAが乱打戦を制して勢いを加速させていく。

   ◇   ◇   ◇

ここで打たなきゃ男が廃る。8回2死、筒香がゆったりと打席へ。追い込まれながらも阪神岩崎のスライダーをすくい上げた。右腕を掲げ、人さし指を立てる。確信だった。大興奮のハマスタと味方ベンチが笑顔で迎える。「最後の打席はたまたま僕でしたが、全員でコツコツコツコツかえしながら最後ひっくり返せた。たまたまタイミングが僕だっただけで、今日はみんなの力だと思います」。チーム全員の勝ちへの執念にパワーをもらった。

誰ひとり諦めなかった。3回終了時点で7点を追う展開。それでも4回に京田の一ゴロ、5回に佐野、京田の適時打で着実にリードを縮めた。坂本、三嶋、徳山と無失点リレーをつなぎ、8回には山崎が1死一、二塁のピンチをゲッツーでしのいだ。感情を剥き出しにしながら野手を出迎え、送り出して反撃への機運を高めた。筒香も「康晃が8回抑えて帰ってきた時にベンチ、チームを鼓舞する姿は、非常に心に感じる部分がありました」と触発された。

直後の8回に蝦名の同点ソロで追いつき、筒香がひっくり返し、牧がとどめを刺した。投手も野手もベンチもスタンドも一体となって19年9月19日広島戦以来、5年ぶりに7点差からの逆転勝利。復帰初戦で8回に逆転3ランを放った6日ヤクルト戦に続いて、ここぞの場面で1発を決めた筒香は「こういう試合をひっくり返すのは間違いなくチーム力だと思いますし、本当にいい勝利。表面上ではなく、間違いなくチーム力としての団結、勝利だと感じました」と言った。

入団発表は午後2時25分、「おかえり225割」として225円で立ち見席が販売されるなど、名字の筒香にちなんだ“節目”。日米通算225号を決め、全員で劇的逆転勝利をもたらした。諦めない、勝利への貪欲な姿勢に勝利の女神がほほ笑んだ。【小早川宗一郎】

▽DeNA三浦監督(7点差からの逆転勝利に)「よくみんな追いついて、追い越しました。ここっていうところで決められるものを、ゴウは持ってますから」

DeNA山崎(5番手で登板した8回を無失点に抑えて逆転を呼び込み今季初白星)「みんなで勝ち取ったゲームだと思います。(筒香は)生きた教科書。財産として生かしていかないといけない」

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.