アベックで“神戸撃ち”だ！ アルビレックスは6日、男女ともに神戸に拠点を置く強豪クラブと対戦する。J1新潟（15位）は昨季王者の2位ヴィッセル神戸と敵地で対戦。レフティーボランチの島田譲（33）が攻守で起点となり、チームを上昇気流に乗せる。前節黒星を喫した新潟レディース（WEリーグ3位）は、ホームで2位INAC神戸を迎え撃つ。新潟一筋18年目のベテランMF上尾野辺めぐみ（38）が今季はまだない連敗を阻止し、勝利に導く。
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上尾野辺の落ち着いた口調と表情から、覚悟がにじんだ。「もう勝ち点3だけを狙います」。3試合を残して、首位三菱重工浦和との勝ち点差は12。優勝は消滅したが、2位INAC神戸との同差は5と、クラブ最高順位の2位にはまだ可能性を残す。「1つでも順位を上げたいし、3位以内の目標は達成したい」と上だけを見据え、勝ちだけを求める。
男子との“アベック勝利”も狙う。J1神戸、INAC神戸ともにリーグ2位につける強敵。それでも「同じ日に、お互い神戸と対戦というのは非常に珍しいところなので。男女でしっかり勝ち点3を取って、新潟の皆さんに元気を与えられるようにしたい」と誓った。
今季はここまで1アシストのみだが、試合では再三ファンに「うまっ！」と思わせる美技を披露。スタンドを沸かせてきた。6日はゴールデンウイーク最終日。来場者数も今季最多に迫る2000人超えの見込みだ。「本当に新潟の皆さんと盛り上がりたいというか、一緒に笑って終わりたいので。最後まで諦めずに戦います」。磨き上げられたプレーで、スタジアムを歓喜させる。【大島享也】
