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「がんとう」岩見沢東、現校名で臨むラストイヤー初戦をコールド勝ちで飾る 春季全道地区予選


5回1失点と好投した岩見沢東の長嶋

<春季全道高校野球地区予選>◇1回戦◇5日◇滝川市営

空知地区予選が、道内の他9地区に先駆けて開幕した。岩見沢東は砂川に8-1でコールド勝ちし、2回戦に駒を進めた。25年に岩見沢西との統合が決まっており、野球部が岩見沢東のユニホームで公式戦に出場するのは今夏の大会が最後となる見込み。「岩東(がんとう)」と親しまれた現校名で臨むラストイヤーの初戦を華々しい勝利で飾った。

   ◇   ◇   ◇

「がんとう」がラストイヤーの初戦を、7回コールド勝ちで飾った。岩見沢東は先発した右腕の長嶋陽斗(3年)が5回81球を投げて5安打9奪三振、1失点と好投。「捕手がいいコミュニケーションを取ってくれて、楽に投げられた」。3番に座った打撃でも、1回1死二塁で右前に先制適時打を放つなど投打で活躍した。「初回の打席は最低限、進塁打を打とうという考えでセカンドに打つように意識した。結果的に抜けてくれて良かった」と振り返った。

岩見沢東は25年に岩見沢西と統合することが決まっている。野球部も今秋に合同チームとなり、来年には新設校の野球部としてスタートを切る。学校としては22年に100周年を迎えた、道内有数の進学校だ。野球部も開校翌年に創部しており、昨年100年の節目を迎えたばかりだった。今春からは選手12人、マネジャー4人で活動している。

ユニホームには岩見沢東を略した「Ganto」の文字がデザインされている。このユニホームも、今夏の大会で見納めになる。板橋宏季監督(42)は「ラストイヤーなので頑張りたい。1つ2つと勝てたら」と、現校名で1つでも多くの勝利を目指す。長嶋は「最後の年になるので、伝統や思いを最後まで貫いて、いい形で『がんとう野球部』を締めくくれたらなと思います」。多くの先輩たちの思いも背負って、夏まで戦い抜くつもりだ。

今春の目標に掲げていた「春1勝」はひとまず達成し、昨秋、地区予選初戦敗退で終わった悔しさを晴らした。「秋は悔しい思いをして、まず春1勝してチームをつくっていこうという考えだったので、勝てて良かったです」。次戦は7日の2回戦で岩見沢農と対戦する。「自分たちができることを100%やった上で戦っていきたい」と次戦を見据えた。【石井翔太】

◆岩見沢東と岩見沢西の統合 札幌の進学校への中学生の流出を抑止することなどを目的に、道教委が両校の統合を決定。新設校として設置し、校名は10月ごろに決まる予定。岩見沢東の野球部は1923年に創部し、甲子園出場経験はない。62年秋と65年春の北海道大会4強が最高成績。野球部OBには砂川北と鵡川で監督を務め、春夏計6度の甲子園出場を果たした故佐藤茂富氏がいる。

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