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【福岡】FWザへディが今季初連勝のキーマン 6月末での去就は未定も、退団なら大きな痛手


練習後、子どもと笑顔で話す福岡の元イラン代表FWシャハブ・ザハディ(撮影・菊川光一)

J1アビスパ福岡は4日、福岡市内で練習し、6日ホーム川崎戦(ベススタ)へ備えた。元イラン代表FWシャハブ・ザへディ(28)が、今季初連勝を見据えた。

リカバリーで軽めに調整。中2日で迎える昨季公式戦3敗の難敵戦へ「難しい試合になると思うが、自分たちの強さを出せるようにしたい」と奮い立った。

3日G大阪戦では「サッカー界においてレア(珍しい)なこと。信じられない」という自陣からの約70メートルシュートで決勝点を奪った勢いがある。現在8試合でチーム9得点中6得点と“頼みの綱”状態だ。シーズン10得点のクラブ記録超えの期待もかかるが「分からない。見てみましょう」と涼しい顔を見せた。

だが一方で、懸念事もある。今回の加入は、FIFAの特別措置により、戦時中のウクライナのチームとの契約が一時停止された措置を受けてのもので、契約期間は6月30日までとなっている。

柳田強化部長によると、現地点での契約更新については「まったく、その後の事は何も決まっていない。特例措置までの事しか決まっていない」。クラブとして契約延長の可能性を問われて「うちの一存だけでは決められない。保有権を持つクラブがあるし、たまたま特例措置があって、今回彼の意思のもと来ているだけになる。特例措置の期間のことだけしか考えていない」と説明。通常では実現しなかった契約でもあり、去就は未定だ。

とはいえ、仮に6月末の退団となれば、得点力不足が毎年の課題のチームにとっては大きな痛手となりそうだ。

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