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【阪神】岡田監督、大山同点打に「ええやん」雨中断後に痛恨逆転も…2点差9回10人攻撃7連勝


DeNA対阪神 9回表阪神無死満塁、中前同点適時打を放つ大山(撮影・河田真司)

<DeNA3-5阪神>◇24日◇横浜

雨中の死闘でミラクル勝利や! 首位阪神が2点ビハインドの9回に打者10人4得点の猛攻を決め、逆転で7連勝を飾った。6回終了時点まで無安打無失点だった先発伊藤将司投手(27)が7回に3失点。痛恨の適時失策も響いて万事休すかと思われたが、土壇場で試合をひっくり返した。36分の中断があるなど雨が降り続けた3時間53分ゲームになんとか勝利。岡田彰布監督(66)は「変な試合やなあ。ほんまにもう…」と苦笑いだが、猛虎の勢いが止まらない。

   ◇   ◇   ◇   

もやがかかるほど降り続いた雨中の激戦を終え、岡田監督はつい本音をもらした。「変な試合やなあ。ほんまにもう…」。笑ったり、顔をしかめたり。百戦錬磨の指揮官も苦笑いしてしまうほど、行ったり来たりの試合展開。それでも最後には、しっかりモノにした。

2点を追う9回、代打糸原の左前打が呼び水となった。3連打で満塁とすると、森下の押し出し死球で1点差。なおも続く好機で4番大山が同点打を放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。さらに5番ノイジーが押し出し四球で決勝点をもぎ取り、波に乗った打線は打者一巡の猛攻で4得点。泥だらけの一戦を制し「最後まで何が起きるか分からんような展開やったからな」と吐露した。最後まで集中力を切らさなかった打線の粘り勝ちだった。

まさに雨に翻弄(ほんろう)された1日だった。試合前から続く霧状の雨は、回を追っても降りやまず、強まったり弱まったり。5回表に押し出し四球で1点を先制したが、6回表が始まる直前、球審が試合中断を宣告した。「あそこで中断すると思わんかった、オレもな、あんなお前、1-0じゃ、お前しかしのお、向こう怒りよるやろ、と思たよ」。36分間にわたる中断の後、試合が再開。すると7回に伊藤将が4安打を浴び、ぬかるむグラウンドで右翼手の森下も後逸し適時失策。もしそのまま終わっていれば、雨を恨まなければいけなかった。

それでも1度は相手へ傾いた流れを引き戻しての勝利。岡田監督は9回逆転の起点となった選手たちをたたえた。「簡単に筋書き通りにはなかなかいけへんもんやからな。ああいうふうに後ろにつないでつないでできるんやから、そら大したもんやと思うよ」。最終回まで4打数無安打だった大山には「ええやん。意地でも1本出る方がええやん。出えへんのもおるんやから」と岡田節で笑った。

筋書きのない接戦も制して、これで2分けを挟んで7連勝。貯金を今季最大の4に増やし、単独首位もキープ。雨にも負けず、虎の快足が止まらない。【磯綾乃】

▼阪神が14日中日戦から、2分けを挟んで7連勝を飾った。4月までの7連勝は、21年4月9日DeNA戦から同20日巨人戦まで8連勝して以来、3年ぶり。このときは8戦すべてで先発が勝利投手に。藤浪、西勇、ガンケルが各2勝を挙げていた。

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