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肉弾戦制して勝利=「豪州の戦い方」再認識―W杯サッカー


 オーストラリアは初戦で前回王者に大敗。それでもアーノルド監督は「フランス戦で自分たちのミスの代償を払い、最高の『強化試合』ができた」。積極的な戦いで先制した手応えも残った。  チュニジア相手にもやり方は変えない。最終ラインにプレスをかけてロングボールを蹴らせる。フィジカルの強い相手に球際で当たり負けず、セカンドボールを奪取。前半で先制に成功した。終盤は押し込まれ、試合を通して自分たちの倍以上、計12本のシュートを浴びながらも耐え切った。  ポステコグルー元監督が率いた2015年にアジア・カップ初制覇。J1・横浜Mをリーグ優勝に導き、現在はスコットランド・プレミアリーグのセルティックを指揮する戦術家の下でパスサッカーに変貌を遂げた。ただ、近年は低迷。今大会への切符も、大陸間プレーオフをPK戦の末に制し、辛うじて手にした。  W杯で3大会ぶりの勝利をつかんだのは肉弾戦を制したから。「ファイト、闘志、決意。つまりは昔からのオーストラリアの戦い方が大切」とアーノルド監督。根幹とも言える部分の重要性を説いた。 (アルワクラ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、ゴール前のボールに飛び付くオーストラリアのデューク(左端)=26日、アルワクラ 〔写真説明〕前半、指示を出すオーストラリアのアーノルド監督=26日、アルワクラ
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