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セーヌ川開会式「安全に」=インフレで経費削減へ―トボワ事務総長インタビュー・パリ五輪


 【パリ時事】2024年パリ五輪・パラリンピック組織委員会のエティエンヌ・トボワ事務総長がこのほど、パリで時事通信のインタビューに応じた。同年7月の開幕まで2年を切った五輪の開催準備について語った。  ―最新の準備状況は。  順調だ。選手村やアクアティクスセンターの建設工事は予定通りに進んでおり、安心している。  ―5月のパリ近郊サンドニでのサッカー欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝は試合前にファンの騒動が起きた。  安全は最も重要だ。CL決勝で起きたことは最悪のシナリオで、多くを学んだ。治安当局と何百回も会議を重ねてきた。  ―競技場の外で行う開会式はセキュリティー面の懸念もある。  セーヌ川で安全な開会式を提供できると信じている。大会が広く開かれることはとても重要だ。多くの競技会場もパリ中心部にある。安全を確保しながら、素晴らしい体験ができるだろう。  ―ウクライナ侵攻を続けるロシア勢の大会参加は不透明な状況だ。  ロシアの参加可否について、組織委は力を持たない。国際オリンピック委員会(IOC)や国際競技団体の責務だ。アスリートが対等な立場で、最高の形で競技ができるように集中している。  ―ロシアによる侵攻の影響でエネルギー価格などが高騰している。大会予算への影響はどうか。  インフレは間違いなく影響しており、懸念材料だ。収入が伸びないため、経費削減に取り組まなければならない。最高の大会を保証するために、あらゆる分野で取り組むことを検討している。12月には重要な予算の見直しがあり、準備はラストスパートに入る。  ―欧州は今夏、熱波に見舞われた。選手や観客の暑さ対策はどうか。  重要な懸念事項だ。競技日程の変更、日陰の設置、ミスト、氷など東京大会の対策はとても勉強になった。これらのいくつかを実行するだろう。  ―新型コロナウイルス対策をどう考えるか。  状況の変化を見守り、最悪の事態を想定しておく。その上で最善を望む。世界中から集まる人々が会場を満員にし、選手を応援して、彼らの才能を表現するための最高の条件を提供できるようにしたい。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるパリ五輪・パラリンピック組織委員会のエティエンヌ・トボワ事務総長=20日、パリ
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