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打たれて「納得」「教訓」=セ投手、ヤクルト村上との勝負語る―プロ野球


 ヤクルトの村上は、各チームが頭を絞って練った対策を打ち破り、三冠王に輝いた。今季対戦したセ・リーグの投手は村上との勝負でどのようなことを感じたのか。  巨人の菅野は9月13日、村上に本塁打を許した。「(内角を狙った球が)ちょっとシュートして中に入った。きっちりいっていたら結果はどうだったのか。いい勝負が逃げずにできているので自分としては納得」。真っ向勝負に敗れ、すがすがしかった。  11勝を挙げたDeNAの大貫は8月26日に村上に通算150号となる3ランを献上。フルカウントからの甘いスプリットを打たれ、「教訓として、中途半端な気持ちで投げる球は今後なしにしようと(捕手の)嶺井さんと話した」。反省を生かし、9月11日は3打数無安打に抑えた。  中日の大野雄は、村上について「体験したことのない打者」と表現した。対戦打率は2割7分3厘と悪くはないが、あの手この手を使ってきて、開けていない引き出しは「そんなにない」と笑う。「みんなが難しいと思っていると思うが、抑えている投手もいる。そちらを参考にやるしかない」と今後を見据えた。  巨人の左キラーの高梨は、村上を抑えた一人だ。4打数無安打で四球は一つも与えず、「臆せずに勝負できている。配球というより、常にどのカウントでも僕の持っている球種を使えるようにしておくことが大事」。対戦打率1割2分5厘と圧倒した広島の大瀬良は「ボール球でつってミスショットを狙っていく。芯で食われたら終わりという感覚で投げていた」と振り返った。 (了)【時事通信社】
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