菊地、いきなりデビュー＝プロ野球・巨人

　巨人の新人、菊地が育成から支配下になったその日にデビューした。背番号９６の新しいユニホームが間に合わず、「０１９」のまま四回から登板。「行くぞと言われて緊張した」と言うが、最速１５４キロの直球で押す堂々とした投げっぷり。四回には得意のスライダーで小幡を見逃し三振に仕留めた。２回無失点の結果に「気持ちで負けず攻めることを考えた」。 　新潟・佐渡島出身では初のプロ野球選手。２軍戦で三振を量産するなどアピールして昇格を勝ち取り、「待ちに待った舞台。やるべきことを続けたい」と話す。桑田投手チーフコーチも「近い将来、勝ちパターンで投げてほしい」と期待した。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕４回、初登板し力投する巨人の菊地＝２９日、東京ドーム