メンバー争いスタート＝ベトナム戦へ調整―サッカー日本代表

　サッカー日本代表は２６日、ワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選最終戦のベトナム戦（２９日、埼玉スタジアム）に向け、千葉市内で調整を開始した。Ｗ杯出場を決めた２４日のオーストラリア戦に先発した南野（リバプール）らは軽めのメニュー。控えだった久保（マジョルカ）らがミニゲームなどに励んだ。 　１１月開幕の本大会に向け、メンバー争いも始まる。ベトナム戦では出場時間が短かった選手にチャンスがありそうで、アピールが求められる。 　豪州戦で終盤出場して殊勲の２ゴールを挙げた三笘（サンジロワーズ）は虎視眈々（たんたん）と先発の座を狙う。得意のドリブルを武器に、現状は相手の運動量が落ちる後半の切り札と言える立場だが、「前半からできることを示さないといけない」。 　上田（鹿島）も後半から途中出場したが、得意の右足で決め切れなかった。この日はピッチに残ってクロスへの入り方を何度も確認し、「与えられた時間で自分を表現したい」と誓った。　（了）【時事通信社】