【サンティアゴAFP=時事】チリのアタカマ砂漠で8日、南米初の太陽熱発電所の開業式が行われた。2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に弾みをつけると期待される。(写真はチリ・アントファガスタに建設された南米初の太陽熱発電所。セロ・ドミナドール提供)
 敷地面積700ヘクタールを超える複合施設「セロ・ドミナドール」に造られたタワーの高さは250メートルで、頂上に光を集めるレシーバーが置かれている。周りには1万600枚の鏡が設置されている。
 レシーバー内の溶融塩が熱を吸収し、その熱で蒸気タービンを回転させ、最大110メガワットの電力を生み出す。
 隣接する太陽光発電所と合わせ、セロ・ドミナドールでは、210メガワットの再生可能エネルギーを生成できる。
 溶融塩は最大17.5時間にわたりエネルギーを蓄えることができ、直射日光が当たらなくても1日24時間稼働できることがこの太陽熱発電所の特徴。
 開所式に出席したチリのセバスティアン・ピニェラ大統領は、「年間60万トン以上の二酸化炭素(CO2)排出量を削減できる。これは自動車30万台の1年間の排出量に相当する」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/06/10-11:46)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「チリに南米初の太陽熱発電所