【アルマトイAFP=時事】中央アジアのカザフスタンは28日、絶滅危惧種のサイガ(オオハナレイヨウ)の生息数が2019年以降、2倍以上に増えたと発表した。草原をすみかとするサイガが将来も生き延びる希望が見えた形になった。(写真はカザフスタン・アルマトイ郊外で走るサイガ)
 カザフスタンのサイガの生息数は、前回の航空計測時の33万4000頭から、84万2000頭まで増えた。これにより、2015年に発生したサイガの大量死の後、生息数の増加が続いていることが示唆された。
 2015年には、当時の世界全体の生息数の半数以上に当たる約20万頭が死んだ。後にこの大量死の原因は、異常な高温多湿によってサイガの鼻に増殖した細菌だと突き止められた。
 特徴的な形の鼻で知られるサイガは、以前から密猟者に狙われてきた。角が中国の伝統薬として珍重されることも密猟に拍車を掛けた。農業やインフラ開発による人間活動の拡大や気候変動もサイガの生存を脅かしている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/05/31-12:17)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「絶滅危惧種サイガ、2019年から生息数倍増 カザフスタン