【北京AFP=時事】中国で配信された米人気コメディードラマ「フレンズ」の特別番組において、ゲスト出演した米歌手レディー・ガガさん、カナダ人歌手ジャスティン・ビーバーさん、韓国のボーイズグループBTS(防弾少年団)の登場シーンが検閲でカットされたことに、中国のファンから怒りの声が上がっている。(写真は第54回プライムタイム・エミー賞の授賞式でコメディー部門の作品賞を受賞した米ドラマ「フレンズ」の出演者。米ロサンゼルスで)
 問題の作品は27日に中国で三つの動画サービスが配信した『フレンズ:ザ・リユニオン』で、過去に中国共産党の怒りを買ったことのあるガガさんらの出演シーンが削除されていた。
 ガガさんは2016年、中国政府が独立派とみなすチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と面会し、中国でのコンサートツアーができなくなった。
 ビーバーさんは2014年に靖国神社で撮影した写真をSNSに投稿。以降、中国での公演が禁じられている。
 またBTSは昨年、朝鮮戦争について語った際に戦死した中国兵に言及しなかったとして、共産党の怒りを買った。
 AFPは番組を配信した愛奇芸(アイチーイー)、優酷、テンセントビデオ(騰訊視頻)に検閲理由について問い合わせたが、回答は得られなかった。
 ニューヨークを舞台に男女6人の日常を描いたフレンズは中国でも若者から絶大な人気を誇るが、ファンからは「何週間も心待ちにしていたのに、完全に台無しにされた」といった声や、「ホームコメディーを楽しむことすら許されないのか?」といった声が上がっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/05/31-12:08)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「理由はダライ・ラマに靖国? 中国でガガさんらの出演シーンカット、米ドラマ「フレンズ」