【マニラAFP=時事】フィリピンで2011年、少女2人をオートバイから守ろうとして顔面の半分を失う大けがをしたとして「英雄犬」とたたえられた雌の雑種犬「カバン」が17日、13歳で永眠していたことが分かった。(写真は米国から帰国後、フィリピンの首都マニラで開かれた記者会見で獣医に抱かれて登場した犬のカバン)
 飼い主のアントン・マリ・リムさんが今週、フェイスブックへの投稿で明らかにした。カバンは眠りについたまま息を引き取ったという。ソーシャルメディアでは、カバンの死を悲しむ声が次々と上がった。
 カバンは2011年、交通量の多い道路を横断中だった少女2人を救うため、自らバイクの前に飛び出したと報じられ、インターネット上で大きな話題を呼んだ。
 カバンは事故で鼻先と顎の一部を失い、まぶたも負傷。米国での治療費を募るネットでの募金運動には2万7000ドル(約290万円)余りが集まった。治療により顔の一部は再建されたが、義鼻と義顎の装着は断念された。
 カバンの死骸はコンクリート製のひつぎに入れられ、米国の支援者が資金を出してフィリピン南部サンボアンガに建てられるカバンのアルミ製像の足元に納められる予定。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/05/21-15:59)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「フィリピンの「英雄犬」永眠 少女2人守り顔面失う